核禁条約に参加を

　人類の歴史上初めて核兵器を違法とする核兵器禁止条約が、１月22日に発効しました。しかし唯一の戦争被爆国である日本はこの条約に参加していません。私は発効日当日「核兵器禁止条約に参加する政府をつくろう」という看板を持って駅頭宣伝を行ないました。緊急事態宣言中ということを考慮して声での訴えは控えてのサイレントスタンディングです。

　多くの方が看板に目を向けてくれる中、下校途中の高校生が「禁止条約って何？」と会話しながら駅に向かっていきました。全世界的に大きな意義を持つこの条約も、まだまだ知られていないのだと痛感しました。

　今、政府与党は「敵基地攻撃能力」と称して、歴代政府が憲法違反としてきた長距離弾道ミサイルの保有や、自衛隊の護衛艦の空母化などを進めています。戦争、そしてそこで使われるかもしれない核兵器の犠牲者になるのは私たち市民です。絶対に繰り返さないためにも、私たち戦争を知らない世代が平和を守れと声をあげていかなければなりません。

　コロナ禍の中、来年度予算の防衛費におよそ５兆３千億円も計上する政府では平和も国民も守れません。野党連合政権の実現は待ったなしです。

宮坂ひろゆき議員

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