核兵器の終わりの始まり

日本共産党坂戸市議団 新さかど

20年12月21日

核兵器禁止条約の発効を前に

 来年1月22日に核兵器を違法化する国際条約「核兵器禁止条約」が発効します。これを知った時、74年前小学4年生だった頃のことを思い出しました。

 私は、静岡の疎開先で、母親と叔父が「広島に新型爆弾が落とされ、何万人も死んだそうだ」と小声で話しているのを聞き、「新型爆弾で死ぬかも」と怖くなりました。戦後、「小声」が原子爆弾のことだったと知り、私が「第1回原水禁世界大会」に参加するきっかけになった気がします。

 日本共産党坂戸市議団の提起で、市は1986年9月1日「坂戸市平和都市宣言」を制定。坂戸・鶴ヶ島地区労や新日本婦人の会の方々を中心に「坂戸原水協」が発足。毎年募金で「原水禁世界大会」に参加した市民の報告集会や県内でいち早く市庁舎内での「平和のための戦争展」を開催したり、「3・1ビキニデー全国大会」で県を代表して、坂戸原水協の活動を報告したりしたことなどが走馬灯のように脳裏をよぎります。

 核兵器が違法化されるのは無上の喜び。同時に、戦争被爆国でありながら、世論を無視し、米国の「核の傘」に入って、欺瞞(ぎまん)の「橋渡し論」をかざし、「条約」に参加しない日本政府に怒り心頭。政府に対し、核兵器禁止条約への署名・批准を求める運動、そして市民と野党の共同で、新しい政権をつくるステージに応えていく運動の発展に参加できることを望んでやみません。

中小坂 塘永真理人(元坂戸市議会議長)

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