末広幼稚園廃園 本会議で可決

　９月坂戸市議会が９月25日(金曜日)、25日間の会期を終え閉会しました。

　議会では2019年度の一般会計決算認定やインフルエンザ予防接種向け予算等が組まれた補正予算、市立末広幼稚園廃園条例案など執行部提案の14議案、市民からの請願１件、議員提出議案２件の計17件が上程され審議。同幼稚園廃園など16件ほかを可決・認定。請願は審査せずに「みなし不採択（注）」となりました。（写真をクリックすると大きくなります）

　請願は、坂戸市立末広幼稚園の存続に関する件。議案「坂戸市立幼稚園設置条例及び坂戸市立幼稚園授業料徴収条例を廃止する条例制定の件」と相反する内容にあたるため、同議案が可決したことにより、審査なしでみなし不採択となりました。

　同議案は９月８日(火曜日)の総務文教常任委員会では賛成４、反対２で、最終日25日(金曜日)の本会議では賛成12、反対７（共産党４、立憲民主・社民の会３）で可決されました。

反対討論

• 平瀬としひさ（日本共産党）
• 武井　誠（立憲民主・社民の会）

賛成討論

• 石井　寛（民政クラブ）
• 藤野　登（公明党）

※当初、古内秀宣（公明党）としましたが、藤野登（公明党）の誤りでした。
　ご本人及び関係者各位にご迷惑をかけたことをお詫びして訂正します。

（注）みなし採択・不採択とは？

　同一会期中において、既に同一趣旨、同一目的の議案または請願が議決されている場合の請願について、一事不再議の原則に触れるため議決することなく、既になされた同一趣旨、同一目的の議案または請願等の議決の結果により「採択」または「不採択」とみなして処理する取り扱いのこと。

議会報告会の開催柔軟に

　議員提出議案２件は、

1. 議会報告会に関する規定改訂
   　災害や感染症の発生、まん延等の際は、現在年１回以上とされている議会報告会開催を「その限りではない」とするもの。
2. 新型コロナウイルスに関する国への意見書
   　国への意見書は、新型コロナウイルスの影響による地方財政の急激悪化に対し、地方財源の確保を求めるもの。

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