末広幼稚園廃園行政に恐怖感

日本共産党坂戸市議団 新さかど

20年9月24日

9月議会総括質疑を傍聴して

 「提言には廃園という言葉が一切出ていない」「保護者はほとんど反対だ」。響く平瀬としひさ議員の声。末広幼稚園廃園議案が上程されている9月議会本会議の総括質疑を傍聴しました。(写真をクリックすると大きくなります)

要望書を手渡しているの写真:Enterすると大きくなります

 坂戸市が廃園条例案を出す基になった、昨年の「坂戸市幼児教育の在り方に関する検討会」の提言について平瀬議員は「廃園という言葉は一切出てきていない」と指摘。

 その上で、今年7月の「市民フォーラム」では「様々な意見があった」と市が答弁。「実際には、廃園に反対の声が圧倒的で、賛成意見は皆無ではないか。正しく伝えるべきだ」と主張。

 保護者も反対し、検討会の提言、市の教育振興計画などにも「廃園」の文字はないのに、「誰が廃園を決めたのかとの追及に「総合的に勘案し、市が決めた」と答弁。

 検討会での内容の保護者への伝え方や、坂戸市ホームページへの掲載の仕方は、市民や保護者にわかりにくいやり方を取っているとしか思えません。

 こんなやり方を許していては住民無視の行政が今後も続くのでは、と横暴さに恐怖感さえ。だからこそ廃園は絶対に許すべきでないとの思いをさらに強くしました。

新婦人坂戸支部 大山嘉代子

末広幼稚園廃園問題とは

 2023年3月末で坂戸市唯一の公立幼稚園である末広幼稚園を廃園にしようというもの。2019年3月、「市幼児教育の在り方に関する検討会」の提言を坂戸市は末広幼稚園廃園への根拠に。加えて昨年10月からの幼児教育の無償化、入園児の減少などを背景に、廃園議案を9月議会に上程。

 廃園方針を受けて保護者らは、障害児の受け入れ等の公立幼稚園の役割、保護者への経済的負担の軽減、教育内容の充実等から末広幼稚園の存続を要望。3千筆を超える署名及び要望書を石川清市長へ提出。さらに議会へ廃園廃止を求める請願書を提出しています。

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