通学できぬ学生 大人と政治家の責任大

日本共産党坂戸市議団 新さかど

20年9月21日

コロナ禍に思う(3)

 法学部3年生です。新型コロナ禍で大学へ通えずオンラインでの授業や課題提出を余儀なくされています。いよいよ大学で法律を専門的に学習するために、一般教養科目や法律の基礎を終えた矢先です。生活に困窮はしていませんが、ひたすら自宅で学習する通信教育状態で、何とも言えない日々。

 大学の授業はオンラインですが満足していません。すべてオンラインで受講できるわけではなく、先生によっては課題をパソコンで送り、教科書などで調べてリポートで送り返すだけのものも。質問は随時受け付けるとは言いますが、受講していない授業が多く、何を質問していいのか分からない状態です。頼りの大学の図書館も立ち入り禁止。悲惨なのは1年生。一度も登校できずに友達もなく、休学を考えている学生が多いと言います。

悩んでいるイラスト

 社会人ではテレワークなどから通常勤務に戻る業種、会社が多いと聞きます。出勤して3密状態ではと想像します。大人たちがアフターコロナに対応してくれない限り、大学生はいつまでも通えません。

 5年後、10年後の労働力は私たちの世代です。税金や年金保険料も納めます。大学に通って勉強させてもらえないで、それができるでしょうか。

 政治家は、10年後、20年後の日本を想像できないのでしょうか。何のための教育ですか。学生を家に閉じ込めて、数年後、きちんと働いて納税しろというのは無理な話です。

日の出町 坂谷祐海

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