令和

日本共産党坂戸市議団 新さかど

19年9月9日

【寄稿】改元に思う(5)

 「平成」が発表された時、今日のように騒いだだろうか。「ああ、そう」というように受け止めた感じがしている。それで、その時はもう、「平成」は、あまり使わないで西暦中心にしようとかという感じが周りにもあったように覚えている。それから30年。意外な感じがする。

 今の様子では、「令和を使いなさいよ」と言われそうである。その時に私は西暦でいくと言えるだろうか。

 考えてみよう。元号というのは、天皇個人についているものだ。一人の天皇に元号一つ。どの天皇の時代に私は生きていたのかと、自然に考えたりしないだろうか。考えてもいいけれど、人権というものを考えた時、ちょっと寂しい気がしないだろうか。

 日本国憲法には天皇の項目がある。しかし、天皇は象徴であるのだから、天皇の方から国民に要求はできない。だから、私たちは自分で考えていいはずだ。「私は西暦を使う」と決めることも許されるはず。だが、ここでちょっと心配なのは時の政権によっていろいろなことが決められるということである。

 嘘・ごまかしの繰り返されている現政権を維持したならば、「元号を使え」などとも言われかねない。怖い怖いことではないか。そこで私たちは選挙で闘わねばならない。このごろ選挙をしない地域も出ているようだが、それは避けたいもの。選挙をやって私たちの望む政権を選ぶことを大切したい。(終わり)

元町 新井竹子

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