突然の引っ越し相談

　６月も半ばに差し掛かった頃。以前、生活相談で対応した日高市の方から電話がかかってきました。

　70代後半になり、突然の病に倒れたパートナーの看病をしながら頑張っていた方でした。「どうした？ なにかあったの？」と聞くと、パートナーを看取って栃木の息子のところに身を寄せるとのこと。

　家を引き払うため友達に手伝ってもらっていたが、友達も高齢のため肉離れを起こしたり、腰を痛めたりで、みな動けなくなり、一人で途方に暮れていたとのこと。最後の手段で私に電話したと言います。

　お金もあまりないので、安く頼めるところを紹介してとの依頼。いつまでに引き払うの？ と聞くと「今週中」と返ってきました。

　「えっ？ 今日、木曜だよ！」。業者の見積もりを取っている場合ではないので、じゃあ私が行くと連絡。その日の夕方に日高市に向かい、どの程度物が残っているのか下見。

　次の日も議会終了後に片付けに行き、土曜日には何とか作業が終わり、明け渡しに間に合いました。

　涙ぐみながら「ありがとう、他に頼める人がいなかったから」の言葉に感無量でした。

鈴木ともゆき議員

トップページへ　　サイトマップ　　ページの先頭へ　　ひとつ前へ