19年4月21日
何の罪もない人々に塗炭の苦しみを与えた東日本大震災から8年の3月11日(月曜日)、「被災地に思いを馳せる愛とヒューマンのコンサート」が開かれ、坂戸市文化施設オルモの3階ホールは満員の盛況。(写真をクリックすると大きくなります)
尺八(林真山)と筑前琵琶(田原順子)とアルパ(池山由香)という異色の取り合わせで、圧巻は25分間にわたる平家物語『青葉の笛』。静寂空間に琵琶の音色が響き渡りました。
今回は驚くようなプログラム。どのようなステージになるかと期待しつつも心配でしたが、見事に構成されていました。
被災地を謳う調べの中には、沖縄の美しい風土、長崎で被爆した片足鳥居の曲が。歌詞のない『北の国から』のテーマ曲合唱では心が広がりました。
『平家物語』の祇園精舎では「奢れるもの久しからず」のくだりに我が意を得、敦盛の物語では命の重さと人の情けに心が震えました。会場に響く琵琶の弱音を聴きもらすまいと静まる聴衆、音楽と文学が醸す空間が見事。
最後に『花は咲く』を合唱。祈念すべき日に祈念できた充実感をかみしめました。
主催者の話では、収益と場内募金で、5月に東北の福祉作業所を訪問演奏の予定といいます。
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