『武器なき斗い』を見て

日本共産党坂戸市議団 新さかど

19年1月16日

 治安維持法改悪に代議士としてただ一人反対した山本宣治の生き様を描いた映画『武器なき斗い』(山本薩夫監督)の上映会が12月1日(土曜日)、坂戸市文化施設オルモであり観賞しました。山宣が1929年に右翼の凶刃に倒れるまでを史実に基づいて描いた約60年前の作品です。

 政府が近隣諸国に侵略政策を推し進め、資本家は農民や労働者などの無産者階級を搾取していた時代、国の政策に異を唱える者や民主主義を求める者は反対勢力として弾圧されました。

 いま国民が権利を主張することは憲法で保障されていますが、その声に政府は応じません。立法府も数の力による強行採決で民主的機能を失いかけています。

 報道も法案の内容を掘り下げることは稀で、重要法案が国民に広く認知される前に国会通過という事態に。そして良識あるコメンテーターはTV画面から遠ざけられています。

 国民の目、耳、口を塞ごうとする勢力は未だに存在し続け、政治を思い通りに動かしています。山宣のいた時代に引き戻されそうです。格差は広がり、苦しい生活が強いられ、集団的自衛権も強行されました。「戦争が廊下の奥に立っていた」は決して過去のことでは済まされないと感じました。

北峰 高間暢夫

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