鶴ヶ島に軍需工場誘致?

日本共産党坂戸市議団 新さかど

18年11月12日

 政府先導の「超スマート社会」づくり。全国に先駆けて鶴ヶ島市の圏央道・圏央鶴ヶ島IC東側の県農業大学校跡地周辺で計画が進行中です。そのひとつとして、埼玉県は同大学校跡地に軍需企業で知られるIHI(旧・石川島播磨重工業)を誘致する方針です。(写真をクリックすると大きくなります)

誘致予定地の地図:クリックすると大きくなります

 このプロジェクトは、地域未来投資促進法に基づき県が策定した「鶴ヶ島ジャンクション周辺地域基本計画」。誘致する対象分野は「生産性改革に取り組む事業者や、航空・宇宙関連産業等々」。県の「基本計画」は坂戸市を始め13市町で活用を進め、先端産業の集積拠点にする方針です。

 9月議会の市政一般質問で、吉岡しげき議員がこの問題を取り上げました。市は「県は今年7月25日にIHIを優先交渉事業者に選出」との答弁。しかし、東京都瑞穂町などの2017年度の資料ではすでに「鶴ヶ島市県農業大学校跡地にIHI誘致」と明記されています。

坂戸にも関連企業進出か?

 防衛省は2014年12月、米軍のF35ステルス戦闘機整備について、「エンジンの整備拠点を2018年初期までに豪州に設置し、3〜5年後日本にも設置。IHIを予定」と発表。吉岡議員は「IHI瑞穂工場(横田基地に隣接)ではF35のエンジン整備を担っており、鶴ヶ島でも同様の業務ではないのか。坂戸にも同社関連企業が進出するのでは」と質問。進出について市は「可能性はある」と否定しませんでした。

坂戸も国家戦略特区に?

 「内閣総理大臣主導のもとに、大胆な規制改革を実行する強力な体制を構築して取り組む」という「国家戦略特区」。IHI関連企業進出を踏まえて、市は特区の対象に「なりうる」と答弁。IHI誘致は近隣の行政を巻き込み、軍需産業を助長する可能性大。軍事のための「超スマート社会」構想はストップしかありません

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