18年7月26日
「九条の会さかど13周年のつどい」が6月10日(日曜日)に坂戸駅前集会施設で開かれました。参集したのは48人。このつどいの数日前に、金子兜太さんのトラック島での戦争体験をテレビで視聴しました。体験は「水脈(みほ)の果て炎天の墓碑を置きて去る」の句となり、その後の人生を作ったと語られた兜太さんの言葉が強く心に残りました。ですから、今回の講演はしっかりと聞かなければと思って参加しました。(写真をクリックすると大きくなります)
「戦後世代が『戦場体験』を受け継ぐということ」と題したつどいで、気鋭の戦争研究者である女性、遠藤美幸さんのお話は、慟哭(どうこく)に満ち心に深く刻まれる辛いものでした。
例えば戦死の実態です。一瞬の戦死と病死餓死について触れられたくだりでは、恐ろしさに震えてめまいをおぼえたほどです。客観的な資料を映像で示しつつの90分の講演の陰には、どれだけの苦労があったかと推察します。
絶対に戦争だけはしないという思いを育むには、戦争の残酷さから目を背けてはならない。戦争体験者が刻々少なくなっている今、戦後世代に戦争を伝えるために奮闘されている姿に感銘を受けました。
紺屋 中村清子
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