17年8月24日
坂戸・鶴ヶ島消防組合議会が7月7日(金曜日)に開催され、「消防組合内でのパワハラ防止策」についての一般質問を行ないました。
消防では全国的にパワハラ、セクハラ等のハラスメントが問題となっています。総務省消防庁はそれに対応するためワーキンググループを設置、職員への調査結果とともに対応策を公表しています。
こうした状況を受け、坂戸・鶴ヶ島消防組合でのパワハラ防止策を質しました。
消防から、「職員がその人格を互いに尊重し、能力を十分に発揮できる風通しの良い職場の実現を目指して、ハラスメント防止のために取り得るあらゆる方策の推進に不断の努力をしていきたい」との答弁がありました。
坂戸・鶴ヶ島消防組合 平瀬としひさ議員
坂戸・鶴ヶ島消防組合の職員からと思われる文書でのパワハラの訴えに、真摯に対応することの大切さを述べた平瀬としひさ議員の質問は、冒頭に総務省消防庁が公表している消防職場でのパワハラの実態、根絶の重要性、防止策の指針などを引用しているので説得力がありました。
消防本部の答弁は、きびきびしていて平時の規律正しさをうかがわせるものでした。
ところが、質問が具体的になり核心に触れてきたと思われたときに突然、隣席の加藤則夫議員が「休憩!」の動議を発し委員長が応じて休憩となりました。
加藤議員は休憩になったことを確認して「質問はこの場になじまない。するべきでない。議員の為にもならない」旨を発言、傍聴席から「質問封じの脅しじゃないか?」の声が出ました。
加藤議員が反応して「傍聴席で声を発するとは何事」の旨を発言、傍聴席から「休憩中だから声が出たまで」の応酬があり、私は胸がどきどきしました。
議会はその後、議員全員の協議会ということで議場から退出、およそ30分後に再開しました。平瀬議員から部分的な発言取り消しが述べられ、質問を続行。議会運営には細かい規則や慣例もあるようですが、非常にわかりにくい休憩動議でした。
全員協議会の論議は、議事録に残らないそうです。いずれにしてもパワハラ問題への一石が消防組合議会に投じられた意義は大きいと感じました。
今後をしっかりと注視しなければの思いを大きくしました。
西坂戸 伊藤忠平
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