片柳区長に「競輪車券売り場」で申し入れ

日本共産党坂戸市議団 新さかど

17年7月3日

 昨年12月の片柳への「競輪・場外券発売施設建設」(サテライト坂戸)の事業者「説明会」から5ヵ月が経過する下で、「競輪・場外車券発売施設建設の中止を求める会」は、片柳代表区長に会うことを確認しました。

 5月21日(日曜日)に、「建設の中止を求める会」の意向を受けた吉岡しげき議員が代表区長に会い、「建設の中止を求める会」との面談を求めましたが、「会うことはどうも…」と断られました。

 代表区長は6月25日(日曜日)に勝呂公民館で「説明会」を開催すると述べ、「広報さかど」6月号の配布時に、「回覧」で住民に説明会開催を知らせるとのことです。そして賛否の判断は説明会での状況を見てからとしました。

 地元の意向が左右される大きな段階を迎えるにあたり、「建設の中止を求める会」は5月23日(火曜日)、「住民の意向をくみつくす民主的な対応を求めます」と題した申し入れ書を片柳代表区長に提出しました。

 反対世論を強めるため、署名運動などに一層力を入れる時です。

 提出した「申し入れ」は次のとおりです。

片柳各区長への「申し入れ」(概要)

 事業者や区長さんは、昨年12月の説明会時に、参加者から「怒りと反対の声」が上がったことを忘れたのでしょうか? 私たちがこの間取り組んできた「反対署名」では、面談した方々のほとんどが反対の意思表示をしています。今回予定している説明会では前回と違う説明でもするつもりなのですか?

 噂では、他地域にある同様のギャンブル施設を区長と住民で視察する計画があると聞き及んでいますが本当なのですか? この噂が本当なら「2回目の説明会」の狙いは明らかです。

 どこの施設に行くかは定かではありませんが、仮に業者がセッティングした「視察と説明会」となれば、業者の意向が前面に出され参加者への「説得」攻勢が強められて「賛成多数」という状況をつくる狙いがあるものと考えざるをえません。これほど住民をないがしろにした話はないではありませんか。

 私たちはこのような「視察と説明会」により、住民の多くが不安や危惧を抱いている「建設計画」が推進されることは断じて許されるものではないと考えます。住民を代表する片柳区長会があらためて住民の意向を確認するというのであれば、「回覧」などではなく、各区ごとの住民の意思が反映された集約方法をとるべきです。

 そして、「会」は片柳区長会に対し改めて面談を求めます。

競輪・場外車券発売施設建設の中止を求める会会長 不破幸司

周辺住民の声「住宅地にギャンブル施設はゴメン」

 今回の場外車券売り場を作ろうとしている場所は、国道407号線に近い片柳の区画整理地の住宅街の中である。出口に面している石井地区は新しい家が立つ住宅地域で、若い人が多く、朝並んで登校している子供たちの声がよく聞こえる。そんなところにギャンブル場をつくる必要があるのだろうか。

 この話を持ってきたのは、元市議の不動産屋のI氏と言う。片柳での説明会で「あなたは仮にも元議長だったではないか、何でこんな話を持ってくるのだ」と詰め寄られたと聞く。私もそう思う。

 そうでなくとも石井には南側にパチンコ店が4軒もあり、このために家庭崩壊の話を多く聞いてきた。

 安倍政権になって他人の苦しみによって得られた収入を平気で使い、苦しんでいる人は自己責任であると、そんな世の中になっていくようで本当に怖い。

 これ以上ギャンブル依存症を増やし、子供たちに悲しい思いをさせたくないと真に思う。もっと声を上げていかなくては。

石井 栗原繁子

トップページへ  サイトマップ  ページの先頭へ  ひとつ前へ

坂戸市議団 info@jcp-sakado.net 電話 049-283-1331(内線)629  坂戸市委員会 電話 049-283-0318 FAX 049-283-0361