奨学金請願 総務文教委で不採決

日本共産党坂戸市議団 新さかど

17年5月31日

 坂戸市議会は4月26日(水曜日)、3月議会で継続審査となっていた3団体からの「給付型奨学金制度改善を求める意見書提出に関する請願書」に関し、総務文教常任委員会を開催しました。

 審議の結果、

  賛成2人、

  反対3人、

  • 小川直志(民政クラブ)
  • 古内秀宣(公明党)
  • 猪俣直行(さかど新政会)

で、請願は不採択となりました。

 6月議会開会日(5月30日)の本会議に報告され、全議員による採決が行なわれます。

 請願者の一人である今野強さんから傍聴の感想をいただきましたので掲載します。

総務文教常任委員会を傍聴して

 採択に反対した議員は「内容について反対ではないが」と述べていました。それならなぜ賛成してくれないのか。「不採択」の決定には首を傾げます。「奨学金の返済の苦しさを少しでも政治の力で軽減させたい」というのが請願した私たちの思いです。

 委員会終了時に副市長、議長、委員長が委員会構成員に謝辞を述べていましたが、私を含めた5名の傍聴者へはひと言も無し、あってもよいのではと思いました。

 次に気になったのは、委員長席の隣に議長が座り議事に口を出す場面が散見されたことです。地方自治法で委員会での議長発言は認められているということですが、委員長の了解を得てからというのが自明の理です。また市民の代表として選ばれてきている議員諸氏による審議を見守る態度こそ議長の識見ではないかと感じました。

 議事進行中に頻繁に休憩が入り、その中でやり取りがあって再開となります。休憩と再開が多いので、休憩中であることを議員同士お互いに確認し合っている場面は興味深いものでした。

 休憩中の発言は議事録に載らないので大いに活発、本音が語られているように感じました。

 最後に紹介議員となってくださった社民、民進、共産の3名の議員諸氏の奮闘に感謝します。

坂戸市生活と健康を守る会会長  今野 強

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