17年4月16日
2015年の医療保険改革法で来年(2018年)4月から国民健康保険の財政運営の責任主体が坂戸市から埼玉県に移行、今年の4月から県の制度改正に向けた事務処理の標準化が進められます。
納付金が高くて生活を圧迫する国民健康保険税には、市民の皆さんが強い関心を寄せており、私どももよく相談を受けます。その改訂(大幅な値上げ)方向には注意を払わざるをえません。
今年1月の新聞等の報道で県内の試算額が公表されました。それによると、最終的には各自治体の負担割合などで変動するが、増加率は小川町の7%から蕨市の77%まで開きがあります。
坂戸市はどうでしょうか。坂戸市の保険税が値上げされないように確認の意味で、一般質問をしました。答弁では、県が公表した坂戸市の試算は増加率30.51%。1人当たり2016年度の7万8,692円が10万2,697円になるとの説明。
国保税を抑えるために2015年度、2016年度と一般会計から3.5億円ずつ法定外繰出しがあったが、今後の市の考えを質問。「基本的には繰り入れは無くす方向だ。国・県・他市町村の状況を注視して取り組む」との答弁にとどまりました。
※答弁では、今後の市財政からの繰入れも明らかにされず、このままでは大幅値上げに。
坂戸市の史跡発掘調査は、教育委員会の事業として毎年予算化(毎年5千万円前後)され取り組まれています、最近では古代の官道・東山道武蔵道(とうさんどうむさしみち)の発掘がされて、遺跡の出土品の企画展も開催されました。毎年貴重な埋蔵文化財が出土しているが、発掘の成果を展示する場所が少ないため、市民に伝えきれない状況について質問しました。
広報さかどについては、紙面が限られて(月1回発行)いるので、貴重な遺跡・遺物等について特集を組むなど活用に努める。ホームページは情報発信として有効な手段であり、より分りやすく、興味のわく掲載内容となるよう見直しを進めて充実に努める。貴重な遺物や代表的な遺跡などを掲載していくと答弁。
資料館の建物は、様々な箇所が老朽化している事、スペース的に狭い事等が問題点です。資料館の新設・増設について市の考えを質しました。
歴史民俗資料館は1938年(昭和13年)に建設された旧勝呂小学校を移設し、1985年(昭和55年)開館した貴重な建築物であり、当面改修(来年度一部予算化)で進めて行きたいと答弁でした。
旧勝呂公民館の跡地を利用して展示施設を拡大していくのもひとつの方法ではないかと質問したところ、「公民館の跡地を含めた区域は、勝呂廃寺の跡地と推定されていることから県指定重要遺跡とされており、県と慎重に協議し対応していかなければならない状況である」と答弁しました。
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