17年3月15日
「海外で戦争する国」づくりに反対し、「安保法制廃止・立憲主義回復」を目標に野党共闘の実現をめざす、「埼玉10区市民の会」の結成総会が、2月18日(土曜日)、川島町の町民会館で開催されました。衆院選で10区を構成する3市7町(坂戸市・鶴ヶ島市・東松山市・川島町・吉見町・滑川町・嵐山町・小川町・ときがわ町・鳩山町)からの500人近い参加者で、会場が満杯となりました。
「アンサンブルUVA(ウーヴァ)」の優雅な演奏で幕が上がり、これまでの10区内での活動や会結成への経過報告があり、小出重義・オール埼玉総行動実行委員長が「県内の同種集会で最多の参加者だ」と驚きをもって激励。続いて野党各党の代表が立ちました。
清水まさゆき日本共産党10区予定候補、松崎哲久自由党県連代表(元衆院議員)の二人が、野党共闘を実現させ、自公とその補完勢力に必ず勝つと表明。坂本祐之輔民進党衆院議員(代読)と、佐藤征治郎社民党県連代表がそれぞれメッセージを寄せました。
出席した10区内の県議会議員・市町議会議員26人が紹介され、エールを送りました。
その後、会の申し合わせ事項の提案・質疑対応・世話人体制の提案などが行なわれ、共同代表の前島康夫さんが挨拶しました。
結成総会は大成功で、野党共闘のスタートへ力がみなぎる集まりになりました。
第2部では、元外務省国際情報局長の孫崎享(まごさき・うける)氏が「安保体制と東北アジアの平和体制」と題して講演。
日米首脳会談でトランプ米大統領にへつらう安倍首相の姿、これを報道する日本のマスコミの凋落、ミサイル防衛への疑問、尖閣問題への米の対応などを始め喫緊の課題について縦横に語りました。そして軍事の勉強をすればするほど、答えは平和的手段で解決という方向にしか向かわないときっぱり。
満場の聴衆は孫崎氏のひと言ひと言に大きくうなずき、今後の運動への確信を深めあっていました。
【孫崎 享さんのプロフィ-ル】
1943年旧満州国生まれ。外務省国際情報局局長、防衛大学人文社会科学群学群長、イギリス、ソ連、アメリカ、イラク、カナダ勤務を経て、駐ウズベキスタン大使、駐イラン大使などを歴任。
著作『戦後史の正体』は20万部発行。ほかに『日本の国境問題−尖閣・竹島・北方領土』(ちくま新書)、『21世紀の戦争と平和』(徳間書店:平和的手段こそ日本の安全を確保する道を説明)等。
文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」(木曜日6時10分)のレギュラーコメンテーターとして活躍中。@magosaki_ukeru
坂戸市議団 info@jcp-sakado.net 電話 049-283-1331(内線)629 坂戸市委員会 電話 049-283-0318 FAX 049-283-0361