16年12月20日
11月9日(水曜日)、東京臨海部の豊洲新市場と五輪施設予定地を見学するバスツアーがあり参加してきました。臨海部開発問題を考える都民連絡会の主催です。(写真をクリックすると大きくなります)
最初はオリンピック選手村へ。計画では晴海五丁目の13ヘクタールに14〜17階建て22棟を建て、7階以下を選手村にするというものです(大会後に50階建て住宅2棟着工)。
都有地ですが、公的住宅はゼロ。土地は想定価格の10分の1で売却(権利変換)、市街地再開発事業として進められようとしています。情報開示資料は黒塗りのままですが、既に工事は行なわれていました。
次の豊洲新市場は、敷地内に入れないためバスの中からの見学でした。建物の下が盛り土されず空間であったことと現在でも高濃度な有害物質で土壌・水・大気が汚染されている実態については、今回の最大の関心事でしたので、見学できず残念でした。午前中の学習会では、最近豊洲問題についての報道が減ったが、地下水位は上がってきているという報告でした。つまり盛り土の再汚染の危険性が増しているということです。また、環境基準の10倍以下は浄化しなくてよいこと、道路には対策を立てていないことを知りました。
最後は海の森の五輪ボート会場予定地でした。当日の風の強さからすると水路面は比較的穏やかには見えましたが、競技を行なう上では適していないのではないかという説明でした。
これらの事業は、情報隠しをしながら大企業等の利権優先で進められているとあらためて思いました。
千代田 岸 強志
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