飯盛川で台風被害

　台風９号による被害が坂戸市でも発生しました。全市的に川の溢水による道路の冠水や敷地内への流れ込み等がありました。特に、飯盛川の雨水幹線として最下流に当たる、片柳地区の一級河川との接続部分（片柳小への通学路部分）では、床上浸水１棟、床下浸水61棟という被害が発生しました。

　吉岡しげき議員は、９月議会の市政一般質問で、抜本的対策を求めました。

　飯盛川は、坂戸市の中央部を流れる雨水幹線です。起点は鶴ヶ島市の雷電池。雨水幹線として坂戸、鶴ヶ島両市の約12平方キロメートルという広い面積に降る雨水に対応しています。

　今回は、１時間当たり50ミリを超える降雨量があり、一気に水位が上昇しました。飯盛川は、北坂戸水処理センター付近から一級河川になります。国道407号の西谷２号橋より下流の拡幅は完了していますが、上流は拡幅されておらず、この部分が「堰」となって溢水したのです。

　吉岡議員は、「堰」となっている部分の早期拡幅を求めました。

　一級河川なので、県・国の責任での工事になります。片側２車線の国道橋の拡幅工事なので、工期もかかります。

　吉岡議員は、早期の完成を求め、完成までの対策として、強制排水機の設置を求めました。

　平瀬としひさ議員は、環境都市常任分科会で、石井鬼橋調整池の溢水による、市道の砂利の隣接耕作地への部分的流入問題を取り上げました。

埼玉県にも申入れ

　今回の台風は県内各地で被害をもたらせました。日本共産党県議団は、各地域での被害状況を踏まえて埼玉県として責任ある対応を求めるため、９月15日(木曜日)、埼玉県庁で岩崎康夫副知事と話し合いを持ちました。

　日本共産党坂戸市委員会と議員団は、飯盛川の溢水解決のための拡幅工事早期完成等を求める要望を提出しました。この申し入れ行動には、坂戸市委員会副委員長も参加しました。

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