被爆者の声「聞き手が語り手」に

日本共産党坂戸市議団 新さかど

16年8月24日

原水爆禁止世界大会に参加して

 8月4日(木曜日)から6日(日曜日)にかけて広島で開催された「原水爆禁止2016年世界大会」に参加しました。埼玉県から参加した156名のうちの1名として、坂戸を代表しての参加です。私の参加費用は、坂戸の原水協の支援者の皆様からの寄付金で全てまかなわれました。ご支援いただいた皆様に深くお礼申し上げます。(写真をクリックすると大きくなります)

開会式の写真:クリックすると大きくなります

 分科会「被爆体験の継承・実相普及と援護連帯」、慰霊祭、閉会総会ともに問題となったのは、被爆者の高齢化でした。核兵器の悲惨さを世界に伝える語り部が徐々にいなくなるということです。今回、被爆者の声や活動があったからこそ朝鮮戦争、キューバ危機等の危機的状況の中で核兵器が使用されずに済んだことを知りました。これからは被爆2世、3世が伝えていく、被爆者の話を聞いた私のような聞き手が伝えていく、つまり「聞き手が語り手」になる、ということが求められます。これらを語り伝えていくことは、世界で二度と核兵器が使われないために非常に重要なことだと感じました。

原爆ドームの写真:クリックすると大きくなります

 現在、地球上には1万5千発もの核弾頭が存在します。第70回国連総会は、核兵器禁止条約の交渉開始をもとめる決議を採択するとともに、「核兵器のない世界」を実現するための作業部会設置が7割を超える加盟国の賛成で決定しました。

 一方で核保有の5大国はこの流れに敵対。「核抑止論」を口実に作業部会をボイコットしています。日本政府も本来、被爆国にふさわしい役割が求められているにも関わらず、核兵器禁止条約の交渉開始に反対し、核保有国の代弁者の役割をはたしているのです。アメリカの「核抑止力」に依存し、核兵器使用さえも認める立場をとっています。これに対し、広範な市民が核廃絶・原発廃止に向け立ち上がり、戦争法の廃止と立憲主義の回復の運動とも結び大きなうねりとなっています。

分科会の写真:クリックすると大きくなります

 世界大会の報告会を8月27日(土曜日)13時30分から坂戸駅前集会施設で開きます。鶴ヶ島市から大会に参加された方も報告します。ぜひともご参加ください。

平瀬としひさ議員

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