沖縄問題を思う

日本共産党坂戸市議団 新さかど

16年8月20日

 日本の国家統合はどうなるのか? 本土で政治する国会議員、46都道府県知事に問いたい。沖縄は日本の領土か?

沖縄の特異性は

 第一に、沖縄戦で亡くなられた住民の多くは、米軍に投降していれば助かっていたのに、本土から来た兵隊によって、それが許されない状況にあった。

 第二に、本土被災地が戦後まもなく明るい展望の下に経済発展を成し遂げたのに、沖縄はアメリカ占領軍下におかれ発展することはできなかった。復帰後も米軍基地の重圧におかれ本土の繁栄との格差が開いた。

 第三に、沖縄の人たちの意識の深層に、本土の人間対沖縄の人間というギャップが存在することだ。

不平等に異議申し立て

 日本の陸地面積のわずか0.6%を占めるに過ぎない沖縄県に、在日米軍基地の74%が置かれている。他の都道府県と比較して明らかに沖縄県が不平等な状況におかれていることに対して異議を申し立てているのだ。

 沖縄県以外の都道府県はなぜ米海兵隊の基地を受け入れないのか? 地元の民意が反対しているので民主主義原則に基づいて、知事や地方議会をはじめとする地元のエリートは受け入れ拒否という結論を出したのだろう。

 確かに、日米同盟の意義や抑止力についての見解は分かれてはいる。しかし、問題は、そのような情勢論について議論する前提となる信頼関係が、沖縄と東京の政治エリート間で存在しなくなっているのではないか。

 沖縄は、差別の論理に憤っている。70年の歴史をみれば憤らない方がおかしい。

 海兵隊のネグラなんか、どうにでもなるではないか。国全体で話し合う。そして、一日も早く沖縄を救ってあげよう。

芦山町 今 実

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