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「戦争立法」を阻止し平和の道を

15年6月9日

 「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」(日本国憲法第9条1項)

 この条文をどう読めば、アメリカが戦争をするときに地球の裏側まで行って「支援」という名の武力行使ができることになるのでしょうか。日本の国会で決議はおろか審議もしていないのに安倍首相は、アメリカの国会で「安全保障体制の充実」という名目で「戦争立法」を行うことを、「この夏まで」と期限まで示して約束してしまいました。これは日本の主権をアメリカに売り渡す行為に他なりません。

 当然、アメリカ側からは「歓迎」、「感謝」の声も聞こえますが、中国大陸、朝鮮半島、東南アジアの国々に軍隊を送りこんで戦争を引き起こし、多くの人々を犠牲にしたことについて国として謝罪もせずに、また戦争をする国への道を踏み出そうとしていることについては、非難の声が上がっています。

 何という名目をつけようが戦争は人を殺し、殺されることです。中東、アフリカなどでの悲惨な現状を思い浮かべてください。その行為を行なうことは、たとえ「同盟強化のため」という名目をつけたとしても憲法に反する犯罪行為であることには変わりありません。世界から尊敬されてきた日本の平和主義の旗を降ろす「戦争立法」は、思想・信条・宗教の違いを超えて日本人の良心にかけて阻止しなければならないことだと思います。

千代田 滝澤昭義

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