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保育園の耐震対策を!

あらい文雄議員の市政一般質問

15年1月28日

あらい文雄議員

 子育て支援の施策が重要視される中、市立保育園は1970年代から1980年代に建設され、多くの保育園が老朽化し建替えを含めた対策が必要です。保育園は子どもの日中の生活の場であるのに昨年まで耐震診断を行なっておらず、今後の耐震診断・耐震対策などを求め質問しました。

【質問】 少子高齢化は急速に進んでいます、子どもを産み育てる環境が整わない事も影響してか出生率が上がらない状況が続いています。国においての待機児童解消の掛け声は多く聞くが肝心の施策が思うように進んでいないと感じているのは「子育て世代」の実感ではないでしょうか。
 公立保育園の新設・建て替えには、ほんの少しの国の交付金しか出ないと言う現状が変えなくてはなりません。保育園は就学前の乳幼児が、日中働く両親等保護者に替わって日常の生活をする場所です、地震をはじめ災害が多発している現況の下で、建物の安全対策は子どもたちの命を守る立場からも重要な施策と考えます。市立保育園の老朽化対策について市の考えを聞きたい。

【答弁】 市立保育園6園いずれも建設後30年以上が経過している。施設の経年劣化に不備が生じた箇所については、毎年必要な改修や修繕を行ない、園児の安全の確保と良好な保育環境の維持に努めている。

【質問】 市立保育園の耐震診断の現状は。

【答弁】 耐震診断の該当となる東坂戸、千代田、薬師保育園3園は、本年(H26年)5月から耐震診断を実施した。

【質問】 耐震診断の結果とその対応についてどう進めていくのか。

【答弁】 3園いずれも「坂戸市市有建物耐震化マニュアル」の数値を下回っていることから耐震補強工事が必要であると報告を受けた。今後は、診断結果に基づいて耐震補強工事を計画的に進めていきたい。

公民館の老朽化・耐震対策を!

 公民館は地域の防災拠点でありながら昨年まで耐震診断も行なっていません。老朽化対策及び早期の耐震対策が必要と指摘し、対応を求め質問しました。

【質問】 市の公民館は「昭和の大合併」で5町村が合併以降、長い間5館体制で運営され、1970年代の人口急増にともない新設がされ現在の体制になりました。今後の公民館の建て替えを含めた老朽化対策について市の考えを聞きたい。

【答弁】 公民館は、社会教育の拠点施設として、多くの市民に利用されている、また、地域防災拠点として災害時には情報収集や災害復旧などの重要な拠点施設になっている。
 市内8公民館のうち半数以上が昭和50年中頃の建設で、30年以上経過、老朽化に伴う修繕等を数多く実施している。本年度より耐震診断を実施し、必要に応じて改修工事行い災害時に備えた施設整備を図って行く計画。
 施設のバリアフリー化については、一部対応はしているが施設の構造、老朽化等の関係から困難な状況と認識している。

【質問】 保育園と同様に昨年度まで耐震対策がされていなかったが、耐震の現状は。

【答弁】 昭和56年5月以前に建設された公民館は5公民館(学習棟3棟・講堂5棟)あり、耐震性が不足している事が考えられる、耐震診断は今年度、北坂戸公民館の診断を実施した。

【質問】 北坂戸公民館については本年度予算で耐震診断を行なったが、その結果と今後の進め方について。

【答弁】 建設物の耐震性能を示す指標以下で学習棟・講堂ともに補強が必要との診断結果であった。今後は残りの4公民館の耐震診断を計画的に実施していく予定である。通常は1年目は耐震診断、その結果を踏まえて2年目は耐震補強設計を行ない、3年目に耐震補強工事を行うことになっている。

【質問】 市では、公共マネジメントについて検討しているようだが、公民館の建て替えを含め、公民館施設の老朽化の対策をどう進めるのか。

【答弁】 地域のニーズを踏まえ、公民館の機能が引き続き発揮できるよう進めていきたい。
 また、市全体の公共施設等マネジメント計画の中に位置づけられるよう関係各課と調整していきたい。

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