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14年11月16日
秋晴れの10月19日(日曜日)、九条の会さかど主催(坂戸市・坂戸市教育委員会後援)の「坂戸の戦跡めぐり」で旧陸軍坂戸飛行場の外周約8kmを21名が一周し戦跡を見学。 坂戸飛行場は坂戸・鶴ヶ島・川越の3市にまたがり75万坪(東京ドーム53個分)と広大で、その上飛行機の離着陸の安全のためその周辺の家屋・樹木も壊された。参加者はこの地を追われ家・田畑を失った住民の哀しみに思いを馳せ、坂戸の歴史も学びながら歩いてその広さを実感。 見学した戦跡は飛行場の防風林4本、飛行機が滑走路に向かう路に敷かれた中国景徳鎮の陶土ペトン(コンクリートの代用品)、坂戸中学に残る弾薬庫2棟や広島の被爆アオギリ2世、筑波大付属坂戸高校の防火水槽2基、飛行場の境界を示す標石の「陸軍軍標」3基、飛行場建設に当たって造った排水施設「栄池」など貴重な戦跡15ヵ所を巡る。 参加者は「坂戸飛行場のことを全く知らなかったので学べた」「こんなに戦跡が残っていて驚き」「戦争を身近に感じられて良かった」という感想が。 戦後跡地が米軍の基地にされようとした時、開拓者たちの戦いで基地にさせず、坂戸観光協会が平和を願い植えた跡地の桜を見て、「坂戸の素晴らしい歴史を知り坂戸が好きになった」「平和への歴史を繋げていきたい」との参加者の声が聞け、平和を願うその声を活力に来年も戦跡めぐりを更に工夫して企画していきたい。 千代田 大久保俊秀 |
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