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統廃合と小中一貫教育

13年8月28日

 現在、北坂戸小学校と泉小学校の統合に向け事業が進められています。スケジュールとしては、7月3日に行われた「統合に関する地区説明会」では、2014年度から2015年度中に施設の決定がされ、2016年度4月に統合小学校の開校となります。

 説明会での質疑応答では、どちらの小学校に統合されるのかという質問が多かったが協議の段階で決定されていないので答えられないということだった。答弁の中にあった「小中一貫教育」。あまり聞きなれない言葉に、どういうものなのか分からない方もいたと思います。

 今回は、小中一貫教育の推進から学校の統廃合について考えてみたいと思います。小中一貫教育とは、簡単に言うとこれまでの小学校6年間、中学校3年間の「6・3制」から小学校から中学校までの9年間を通したカリキュラムを編成し、それに基づき行なう系統的な教育となります。現在、国、県でも小中一貫教育を推進する方針が出され各自治体でもそれに従い、一貫教育の推進を図ることになります。

 また、施設の形態として大きく2とおりになります。例えば坂戸市では、城山小学校と中学校を統合し、施設一体型の小中一貫教育が進められます。施設一体型とは、小学校と中学校の生徒が同じ学校施設に入ります。これを小中一貫校などと呼ばれます。

 もうひとつは、学校の統廃合にあたり、小学校、中学校と施設は別にするが小中の連携を図り小中一貫教育を進めるというものです。今回の小学校の統合にあたり進められると考えられるのは、この施設を別にした小中一貫教育です。都内で進められているケースからみると連携を図り9年間の系統的な教育ですから、当然ではあるが隣接する学校で一貫教育が進められています。このことから考えると桜中学校と小中一貫教育を進めるにあたり選ばれる学校はどこなのか「決定はしていないので申し上げることはできません」は想像がつきますね。

鈴木ともゆき議員

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