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戦跡めぐりで新たな発見

13年11月30日

 10月20日(日曜日)、九条の会さかどの主催で「坂戸の戦跡めぐり」が行なわれました。あいにくの雨でしたが、15名の参加がありました。

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 中央公民館で、主催者から当日のコースのポイントと戦跡の概要説明がされた後、坂戸市職員専用の第3駐車場にある陸軍坂戸飛行場のあったことを表す軍標、アスファルトの代用品として使われ、今でも市の駐車場に残るペトンなどを歩いて見ました。

 このあと車4台に分乗して、太平洋戦争末期アメリカ人を驚かせた風船爆弾の原紙が坂戸でも作られたという工場跡地、日高市との境にある陸軍第一飛行戦隊(高萩飛行場)の兵舎跡(多和目)などの戦争遺跡と戦没者慰霊碑などを見て歩きました。

 最後に、これまで知られていなかったが、坂戸でも東京からの学童集団疎開が多和目の永源寺で行なわれていたことが最近分かったとして、そのお寺に行きました。これもそうですが、戦争遺跡のいくつかが、大久保さんの執念で発見されたことを知り、参加者一同改めてその努力に敬意を表しました。

 いま、高齢化が進み、戦争の体験等を聞く機会が年々厳しくなる中で、戦争の恐ろしさと愚かさを後世に伝えていくためにも、戦跡の発掘が大事になっているように思いました。

千代田 小林匡志

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