吉岡しげき議員
片柳地区区画整理事業について
「保留地処分金を主な財源とする区画整理事業は、土地神話の崩壊で全国的に頓挫している。坂戸市の4地区同時進行の区画整理事業は市財政にも大きな負担となり、事業期間も長期化している。特に、片柳地区は70haと面積も大きく事業は進まず、地権者の方々は困惑している。見直しが必要ではないか」と提起してから、10年以上が経過しました。今回のアンケート調査に関連して質問しました。
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【質問】 今年2月実施の片柳地区区画整理事業アンケート調査の目的は。
【答弁】 当事業は20年経過したが、他の事業と比べ遅れている。地権者の中には、相続での土地利用、家屋の建替え、土地転売の問合せが寄せられ、一日も早い事業完成の検討のために行なった。
【質問】 調査の回収率は。
【答弁】 地権者数は1058名で、回答は494名、回収率46.7%で、予想より低かった。
【質問】 今後の取組みは。
【答弁】 事業の早期完成が課題であり、事業費の縮減・期間短縮のため街路計画や建物移転計画の見直しが必要である。換地計画の変更も必要となり、全地権者の理解を得ることが重要と認識している。また、今後の取組みは、今回の結果を踏まえて片柳土地区画整理推進協議会とも協議し検討していく。
【指摘】 今後も地権者の意見を踏まえた対応が必要です。
片柳地区の用水路整備や調整池について
【質問】 飯盛川西谷一号橋付近の用水路は通学路に接していて、子どもが落ちたり、悪臭やユスリカも発生し対策を求める要望が出ている。また、建設予定の調整池に対する地元要望への対応は。
【答弁】 用水路は将来的には道路下に埋設する計画である。現況は現地を調査し対応する。調整池移転は困難だが、地元意見を聞く機会を持つ。
総合運動公園整備について
【質問】 坂戸市民総合運動公園内の野外活動施設は、管理も不十分で地元にも迷惑をかけている。教育的視点も含め有効活用する必要がある。
【答弁】 整備後33年が経過し施設の老朽化が進んでいる。利用者のマナー低下もあり、地元区長からも提言が寄せられている。市民ニーズを考慮し様々な角度から有効活用を検討する。
公共施設の空調設備について
【質問】 各公共施設の空調設備の管理は一本化すべきではないか。
【答弁】 施設管理はファシリティマネジメント手法(経営的視点での有効・適切管理)を取り入れる。
【質問】 本市でも小中学校への空調施設設置が計画されたが、調布市が小・中学校への空調設備設置に際し試算を行なった結果、ガスヒートポンプ方式のトータルコストが従来の公共工事方式が約17億円なのに比べ、リース方式では9億円と約半分になることからリース方式を採用している。本市も参考にしてはどうか。
【答弁】 計画立案の中で研究する。
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