鈴木ともゆき議員
公民館の地域交流センター化への市民参加について
【質問】 坂戸の歴史ある公民館の地域交流センター化への移行に伴い、各公民館で説明会が行なわれたが、出された意見や要望は。
【答弁】 説明会には、述べ719人の方々に参加いただき、221件の意見や要望をいただいた。公民館の名称及び社会教育施設の廃止に伴う社会教育行政の今後を危惧する、あるいは、地域交流センター化は、十分な説明と市民の理解を得てから進めるべきとの意見を多くいただいた。
【質問】 7月に行った非常勤職員への説明会で出された意見要望は。
【答弁】 報酬の見直しについては、概ね理解いただいたが、今まで同様の事業実施が困難になることを危惧する意見があり、存続の要望が寄せられた。
【質問】 市民からの意見をどのように判断したのか。
【答弁】 地域づくりを目的とした公民館の地域交流センター化について、なにより重要な要素は、住民や関係者のご理解、ご協力であると考える。
【質問】 公民館全館を2014年度に交流センターへ移行する考えから、説明会で寄せられた市民の意見要望を尊重し、入西のみ先行して移行と方向転換があったが、今後の他、8館の考えは。
【答弁】 他8館の交流センター化にあたり、市民を含めた関係者による検討の場を設け、入西交流センターでの運営実績等を評価し、地域交流センター化の検討を行ない。こうした検討を踏まえ、市民や施設利用者に対する説明会等を行ないながら8館の地域交流センター化を進めていく。
【質問】 中島常吉・老人クラブ連合会長から7月30日付で要望書が提出されている。社会教育法に位置付けられた公民館の役割がますます重要となり、従来通り位置づけを明確にし、拡大強化をはかってほしい。交流センターへの移行は慎重に対処してほしい旨の要望です。
市民からの意見要望、老人クラブ連合会からの要望等踏まえて、十分に考慮し、市民参加を積極的に進めたうえで、慎重に進めるべきと考えるが今後の進め方は。
【答弁】 残り8館の公民館の交流センター化は、市民を含めた検討会を立ち上げ、その中で十分に検討し、そして、市民の方に方針を流し、ご理解をいただきながら交流センター化を進めていく。
北坂戸中学校跡地への市民参加について
【質問】 北坂戸中学校跡地について、市民の意見を聞いたうえで方針決定をするべきと質問をしてきた。2013年3月議会では、「行政財産であろうが、普通財産であろうが、財産と名のつく以上は、市民参加条例の対象とはならない」と、答弁があった。
3月議会において、他議員の小中一貫教育や統合の質問に対し、「北坂戸小学校、泉小学校、片柳小学校を含め、至急に統合のことは考えてまいりたい」と市長が答弁をしている。今後、学校の統合などで発生した土地も市民参加は必要ないと、市は考えているのか。
【答弁】 仮に廃校が発生した場合、それぞれの案件ごとに地域の実情や立地条件や用途制限も異なることから、跡地やあと施設の利用構想も異なってくる。条例の定めに従いどの規定に該当するか、その都度判断していく。
【質問】 その都度判断していくとのことだが、3月議会では、財産と付けば市民参加条例の適用外であると答弁している整合性がないと考えるが。
【答弁】 条例の6条のほうに、市のほうでこういった施設をつくりたいとか大きな建物、用途を変えて作りたいというものが出てきた場合には、条例の対象となりますので、そういった利用が出てくる場合もございます。そういった場合には手続きに沿ってやっていく。
【質問】 これまでの答弁を覆し、答弁をころころ変えるような状況の中で、適切な運営がされているのか疑問を感じる。跡地利用検討委員会での検討内容は、市民、議員にもわからない状況で進められ、地域住民には説明会すら開催されていないが今後市民参加をどう進めていくのか。
【答弁】 本年5月14日、北坂戸地区の自治会、区長会長さんを中心とした地域づくり会議において、最終報告を踏まえ説明をした。地域住民に全く説明をしないという考えではない。
今後、事業予定者が決まり、具体的な計画が明らかとなった段階で地域の皆様には詳細にお伝えしたいと考えている。
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