南小に戦跡資料

　「九条の会さかど」は、年２回「戦争を語り継ぐ会」を開催しています。年々語り部が少なくなり、依頼に苦労しているところです。

　戦跡は、消えることのない証言者。後世に伝えられるよう、郷土史家の田中一郎氏の援助を受け調査し「坂戸の戦跡めぐり」を実施しています。

　坂戸市千代田の南小学校の資料室は戦跡ではありませんが、陸軍坂戸飛行場の模型や写真などが展示されています。先日、校長先生と話し合い、模型を活かすため、元飛行兵の高井清さんが作った当時と同型の航空機プラモデルを滑走路に置いたり、若葉駅や学校を表示するなど、小学生にも分かるように工夫していくことになりました。

　戦跡は戦争の愚かさを身近に知ることができる貴重な財産です。南小学校の資料室は誰でも見学可能です。郷土の歴史を知り、平和への想いを新たにするため、皆さんも家族や友人を誘って是非見学してください。今年の10月に予定の「戦跡めぐり」にも参加してみませんか。

千代田　大久保俊秀