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貧困克服、行動を!

13年5月25日

 4月16日(火曜日)夜に坂戸文化会館第1会議室で開催された宇都宮弁護士講演会「貧困の克服へみんなで考え行動を起こそう」は、110の椅子が満席の盛況でした。

宇都宮弁護士の写真:クリックすると大きくなります
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 宇都宮さんは冒頭に、坂本弁護士夫人の都子(さとこ)さんが自分の事務所に勤務していた当時の思い出を語り、救出やその後の追悼などの音楽活動がされている坂戸に感謝と親しみの思いを述べた後に、90分にわたって語りました。

 不正受給に関する情報を集めて、小出しにしつつ世論操作を謀る。生活保護受給者を、社会全体で注視することが重要という風潮をつくる。「見守り」と称して、受給者の行動を市民に監視させる条例まで生まれている。この国は、どこに行こうとしているのか。社会的環境の中で生まれる貧困を、個人に押し付けて恥じない国であってはいけない。

 追い詰められる貧困者に対し、生活保護受給の権利があることを知らしめることこそ国や自治体の責任。

宇都宮弁護士と参加者の皆さんの写真:クリックすると大きくなります
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 アメリカでは、貧富の格差が拡大。教育費に金がかかり、借金する若者が多く発生。徴兵制はないが、軍に入れば借金を肩代わりしてくれる制度があり、海外で戦闘する兵士の供給源は貧困青年。日本の学生の多くが利子つきの奨学金を受けるが、返済できないでいると訴訟される。

 この件で、弁護士への相談がサラ金よりも多くなっている。安倍内閣は、9条を変えて国防軍を創設するという。アメリカ化になってはいけない。

 「貧困の克服に向けてみんなで考えて行動を起こそう」と結び、大きな拍手に包まれました。反貧困ネットワークに、2万8千円の募金が寄せられました。

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