あらい文雄議員
エアコン調査費の内容は?
坂戸市で30度を超えた日数
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2012年 |
2011年 |
7月 |
19日 |
21日 |
8月 |
31日 |
20日 |
9月 |
17日 |
16日 |
坂戸・鶴ヶ島消防組合気象月報より
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【質問】 昨年の夏も35度を超える猛暑日が何日も続き、大人でも熱中症に注意しなくては生活できない状況です。
小・中学校の教室内の温度も7月・9月とも大変だったと聞いている。坂戸市は本年度(2013年度)予算で「快適な学校生活が送れるよう教室にエアコンの設置をするため」として、基本調査費を計上したが、この間の詳しい取り組み内容について伺う。
【答弁】 2013年度坂戸中学校をモデル校として基本設計委託を発注し、普通教室に空調設備を整備する計画で取り組んでいる。設計内容は、空調方式の経済的比較として設計費用、設置後の維持管理等の比較検討を行なっている。
現状の暑さ対策?
【質問】 普通教室のここ数年の暑さはどのような状況か。また、現状ではどのような暑さ対策をとっているのか。
【答弁】 6・7・9月の最高気温が30度を超えた日が30日、35度を超えた日が10日間あった。暑さ対策は全教室に扇風機を設置するとともに水筒の持参など対応している。熱中症等の事故を未然に防ぐ指導をしている。
普通教室の空調設備設置状況
(県財務課調査:2012年10月現在)
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さいたま市・飯能市・戸田市・蕨市・川島町・横瀬町・皆野町・長瀞町・美里町(100%)、和光市(99.5%)、朝霞市(99.2%)、上尾市(98.7%)、深谷市(98.2%)、熊谷市(96.0%)、小鹿野町(65.5%)、狭山市(61.1%)、北本市(46.4%)、鶴ヶ島市(42.3%)、越生町(33.3%)、坂戸市(0%) |
環境基準は30度!
【質問】 学校環境衛生基準では、教室の温度は10度から30度以下となっている。現実とあまりにも乖離しているが、教育委員会の現状の認識は。
【答弁】 学校環境衛生基準では30度以下が望ましいとしているが、近年夏季の気温が上昇し教室の温度が35度を超える事もあり、基準を大きく超えていると承知している。
スタートしても数年がかり!
【質問】 小中学校の普通教室は教室数も多く、エアコンの設置は、事業がスタートしても数年かかる事業である。今年度調査費を計上したのだから、早期の設置めざし進めていただきたい。
【答弁】(市長) 教室が35度を超える状況は、児童生徒にとって苦痛と感じている。検討していきたい。
障害児保育・教育の充実を!
障害児教育の考えは?
【質問】 福祉・教育などあらゆる分野で障害に基づく差別を禁止した「障害者権利条約」が国連で採択された。坂戸市も2012年度から坂戸市障害者福祉計画(第3期)が策定され、取り組みが進められている。
坂戸市の障害のあると思われる幼児・児童・生徒の障害児保育及び児童・生徒の教育の充実に向けた取り組みについて、教育行政の幼稚園・小中学校における障害児教育の基本的考えと取り組みについて伺う。
【答弁】 国連において「障害者の権利に関する条約」され、国により法の整備が進められ、県におきましては、特別支援教育体制整備事業や支援関学習、通級指導教室の設置、特別支援学級の弾力的運用等、多様な学びの場を設け、特別支援教育を推進している。
【質問】 障害があると思われる幼稚園児の受け入れ状況は。
【答弁】 平成9年から末広幼稚園において、障害のある園児の受け入れを行なっている。入園希望者全員が入園している。
【質問】 学校の児童生徒への対応は、どの様になっているのか。
【答弁】 各学校では特別支援教育コーディネーターを校務分掌に位置づけ、組織的にサポート体制を組んで対応し、通級指導教室で学習する場を設けるなど、個に応じた支援や配慮を行なっている。
障害児保育の考えは?
【質問】 保育園及び学童保育所における障害児保育の基本的考えは。
【答弁】 児童福祉の基本的理念に立ち、障害福祉計画で本市が目指す「障害の有無にかかわらず、すべての市民が差別されることなく、地域社会の中で生きて行くことができる共生社会の実現」を基本に、可能な限り受け入れに努めている。
【質問】 学童保育の障害児加配指導員の指定管理料の扱いは。
【答弁】 学童の障害児入所は、年度により児童数や受け入れ施設数が異なる。円滑に受け入れられるように、指定管理料の中に加配指導員分の人件費を全施設分を含め支出し、年度毎の実績に合わせ精算している。
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