跡地利用は市民参加で！

13年４月30日

　北坂戸中学校と泉中学校が統合され、さくら中学校が旧泉中敷地に開設しました。廃校になった北中の跡地利用は、地域住民に理解を得ること、「市民参加」で進めることを市議会で繰り返し質問してきました。

　市は、財政健全化計画に基づき、北中跡地は市民に意見を聞くことなく売却を前提で、県のエコタウン構想に基づき平成２５年度中に売却を進め、住宅街（スマート街区）にするとの方針です。

　石川市長は、近隣住民から「老人ホームや避難施設」に、さくら中学校の保護者からは「中学の部活動に使用したい」など意見があることは認識しながらも、３月議会で「市民の皆さんに聞いてもこれだというのは、なかなか無い」と答弁。自身も売却の方針と表明し、市民参加は認めない姿勢です。

　また、北坂戸中学校跡地利用検討委員会の中間報告には、「平成25年を目途に北坂戸小学校と泉小学校の統合、（片柳小も状況により含める）を検討」とあり、今後も同様の問題が起こります。

　３月議会では、「普通財産でも行政財産でも市民参加の対象ではない」と答弁しています。

　今後は学校の跡地に限らず地域の住環境を変えてしまう土地の売却も市民の意見は聞かずに進められることになり大問題です。