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八路軍の捕虜として

国際女性デー坂戸・鶴ヶ島集会

13年4月25日

 3月24日(日曜日)、坂戸市の生協薬師町店2階にて、国際女性デー坂戸・鶴ヶ島集会が開かれ、「中国大陸での戦争体験」と題して、肥後喜久恵さんが次のように語られました。

肥後さんの写真

 私は現在89歳、7歳の時満州事変がはじまり、人生の3分の1は戦争であった。19歳で日赤から戦時召集状が出て、大連の陸軍病院に勤務し、敗戦後は八路軍の捕虜となった。

 八路軍総司令部に配属され、「日本は日出ずる国から日が没する国になった。我々の言うことを聞きなさい。そうすればあなたの命は守る」と言われ、看護婦として中国人の看護にあたった。中国人は日本人が行なった三光作戦などにより日本人を許していないという中、辛い思いで働いていた。

 1946年3月8日、婦人解放デーが開かれ日本代表として発言をすることになるが、内容については覚えていない。軍より退職金が出て、1958年(昭和33年)最後の引き上げ船で帰国しました。

 まだ20歳そこそこの女性が過ごした辛い日々のお話に、二度と戦争をしてはならない思いを改めて強くしました。

鶴舞 高橋宣子

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