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「除染回答」に再質問

11/11/06

 日本共産党坂戸市議団が去る10月21日(金曜日)、伊利仁坂戸市長に提出した「放射線測定と除染に関する申し入れ」への文書による回答が、11月4日(金曜日)ありました。

 回答は、申し入れた全ての項目に答えてはいましたが、除染作業への不安や放射線測定器の貸し出しを求める市民の声に、正面から向き合ったものとはいえないものでした。

実施時期など再質問

 日本共産党坂戸市議団は、「『放射線測定と除染に関する申し入れ』に対する回答についての再質問」を行ないました。

 今後、再度の回答を踏まえて、市民の要望が生かせるよう、担当所管との話し合いの場を予定しています。


「放射線測定と除染に関する申し入れ」に対する回答について

1.全小中学校に放射線測定器を購入し配布すること。

【回答】 末広幼稚園及び小中学校に放射線測定器を設置すべく事務を進めています。

2.全小中学校、保育園、幼稚園、各施設でマイクロスポットとなる可能性が高い「雨樋の下」「雨水枡」「校庭隅の吹き溜まり」などの測定を実施し、必要な場合は除染を行なうこと。

【回答】 私立を含む全保育園及び市で所管する福祉施設については、10月26日から28日にかけて測定いたしました。測定に際しては、園庭、砂場のほか、雨樋の下等も含め3箇所測定いたしました。

 また、末広幼稚園及び小中学校の雨水のたまる箇所等については測定を予定しております。

 なお、測定結果により放射線量が高い箇所については、除染を含め対応いたします。

3.除染が必要とされる基準を設定し、基準を超えたポイントについては市の責任で除染を行うこと。基準以下のポイントについては除染の方法を周知し、市施設であっても市民あるいは職員の除染を認めること。

【回答】 基準については検討しています。除染の方法についてのマニュアル作成も検討しています。基準以下のポイントについては、除染は必要ないものと考えます。

 公園、レク施設の測定については、現在8箇所で定期的に行なっており、基準値(国際放射線防護委員会が定める基準値)を超える数値は検出されておりません。今後、全公園の測定を予定しておりますが、市の定めた基準以上のポイントが検知された場合は、基準値以下となるよう除染いたします。

4.市による活動は広範囲かつ長期にわたるため、現在の担当課職員で遂行するには限界があり、専門の職員を必要な人数加配して臨むこと。

【回答】 職員数については、今後大量退職期を迎え減となった相応の補充は難しい状況であります。また、放射線関連の具体的な施策は今後、国・県においても新たな制度や仕組みも考えられるため、その動向に注視し必要に応じ対応してまいります。

5.市民への放射線測定器の貸し出しを行なうこと。

【回答】 測定の要望があれば、職員が出向いて測定するような対応を検討いたします。


「放射線測定と除染に関する申し入れ」に対する
回答についての再質問

2011年11月4日

日本共産党坂戸市議団

1.全小中学校に放射線測定器を購入し配布すること。

【再質問】 購入時期は何時か。

2.全小中学校、保育園、幼稚園、各施設でマイクロスポットとなる可能性が高い「雨樋の下」「雨水枡」「校庭隅の吹き溜まり」などの測定を実施し、必要な場合は除染を行なうこと。

【再質問】 測定の結果を提出してください。

3.除染が必要とされる基準を設定し、基準を超えたポイントについては市の責任で除染を行うこと。基準以下のポイントについては除染の方法を周知し、市施設であっても市民あるいは職員の除染を認めること。

【再質問】 全公園の測定(予定)はいつから測定を始めるのか。公表方法は。

5.市民への放射線測定器の貸し出しを行なうこと。

【再質問】 いつから職員の対応が可能か。

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