坂戸・鶴ヶ島消防組合議会報告

　11月13日(水)、坂戸・鶴ヶ島消防組合議会が開かれました。議案は、監査委員の選任、平成13年度消防組合一般会計歳入歳出決算認定、平成14年度一般会計補正予算、火災予防条例の一部改正の条例制定でした。

　監査委員は、岡野辰男氏（元坂戸市職員、現在石井土地区画整理審議委員）が選出されました。

　平成13年度決算は、歳入が約21億４千万円、歳出は20億960万円でした。平成13年度の主な施策は、新宿歌舞伎町での雑居ビル火災の教訓から防火管理者資格取得講習会を１回増の３回実施し、一般家庭に対するＣＰＵによる防火診断。また、幼児を持つお母さんを対象に救命措置を含めた普通救命講習や病院の医師の指導での救急活動訓練などを実施しました。

　消防団関係では、団員の処遇問題や団員研修等と地域住民の安全を守るための諸行事を実施。消防施設関係では、40平方メートル級防火水槽５基、消防団車庫・詰め所改修、指揮車、救急２号車や消防車両の更新配備を行なっています。

　なお、火災発生件数は55件（昨年は坂戸市での連続放火があったため108件）でした。また、救急出動回数は4,884件で昨年比346件の増となっています。

　質疑では、総務費での不用額の問題点や査察の強化等について質しました。

　火災予防条例の一部改正は、新宿歌舞伎町での雑居ビル火災を受けての「査察強化」のための条例改正です。吉岡・小寺議員は全ての議案に賛成しました。

　なお、小寺議員は救急活動に関連して、「小児救急」も含めた救急施設について一般質問を行ないました。