日本共産党坂戸市議団は8月28日(水)に、「学校施設・備品等の改善に関する要望書」を坂戸市教育委員会に提出しました。
要望書は、今年の4月19日から25日にかけて市内全小中学校を訪問し、今年度からはじまった学校週5日制の実施状況や学校施設・整備等を視察しまとめたものです。なお、緊急を要する課題については、6月議会の一般質問で3人の議員が分担して取り上げてきました。
この申し入れには、5名の日本共産党議員団が参加し、教育委員会からは紫藤晃男教育長と清水、宇佐美両次長が出席しました。
日本共産党国会議員団の努力もあって、公立学校の教室への冷房の施設や、校舎等の耐震調査や補強に対する国の予算措置という状況のもとで、子ども達が整った環境のもと、安全で快適に学べることを求めました。教育委員会は、市財政の厳しさや、教室への冷房設置も国の予算はまだ不十分なところがあると率直な感想を述べながら、教室環境整備にむけての検討を約束しました。
要望書の内容は次の通りです。
2002年8月28目
坂戸市教育委員会
教育長 紫藤晃男様
日本共産党坂戸市議会議員団
団長 塘永真理人
学校施設・備品等の改善に関する要望書
日頃は坂戸市の学校教育進展のためにご精励いただいておりますことに感謝申しあげます。
さて私どもは、4月19日から25日にかけて市内全小中学校を訪問し、今年度から始まりました学校週5日制の実施状況などについて校長先生と懇談、さらに学校施設・設備等を点検させていただきました。
本市の学校建設は1975年以降80年代に集中したことによって、今日、その建て替え問題がゆるがせにできない教育行政の重要課題であることは言うまでもありません。しかし一方で修理・改修など適時実施し、子ども達が明るく、手入れの行き届いた環境の中で学習するための学校施設であるべきですが、今回の学校訪問で早急に実施する必要があることを痛感いたしました。
したがいまして、下記の項目についてあらためて要望する次第です。
要望項目
共通の要望項目
- 洋式トイレを全校・各階に設置すること。
- トイレの悪臭対策を実施すること。
- パソコン用の消耗品の費用を増額すること。
- 各校の運営経費の増額をすること。
- 世代間交流教室は見直しを含め有効活用を検討すること。
- 大規模改修の必要な校舎の実態を明らかにし、改修計画を具体化すること。
- 未実施校の耐震調査を行うこと。
- 普通教室ヘエアコン(冷房)の導入をすすめること
小学校関係
◇大家小学校
- トイレの臭気・・・トイレ排水管の清掃回数を増やすこと。
(合併浄化槽のため、下水道敷設の学校より臭気が強い。)
◇入西小学校
◇浅羽野小学校
- 北側校舎の教室・廊下・階段室の壁の塗りかえをすること。
- 教室の照度アップをすること。
- 机・イスの木部の張り替えをすること。
◇泉小学校
- 余裕教室として活用するため、市の備品倉庫となっている教室の整備をすること。
◇片柳小学溌
◇坂戸小学校
- 雨もりする箇所の修理をすること。
- 余裕教室として活用するため、市の備品倉庫となっている教室の整備をすること。
◇千代田小学校
- 校庭と民地が隣接しているため、校庭の砂じん対策が必要。
- 男子トイレの個別水洗ボタン
- ストーブ
◇勝呂小学校
中学校関係
◇城山中学校
◇泉中学校
- テニスコートのボールが隣接する環境学習施設へ飛び越すためネットフェンス等を設置すること。
◇北坂戸中学校
- 大規模改修を早期に実施すること。
- ストーブをリニューアルすること。
◇住吉中学校
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