福祉の心とは…

日本共産党坂戸市議団 新さかど

17年10月8日

 猛暑だった真夏の午後、自宅玄関のチャイムが鳴り出ると、杖をついた高齢の女性がおり、民生委員に教えられて訪ねたと言います。その日の7時頃アパートに伺うとクーラーはなく、扇風機1台が台所と6畳2間で首を振っています。冷蔵庫で冷やされた麦茶を出してくれましたが、コップの表面にみるみる結露が…。

 74歳まで生活保護受給者で、相談は、「大家からアパート取り壊しを告げられた。しかし生保の家賃基準に合う住宅がないので、H市のUR住宅を自分で見つけた。でも坂戸市がH市への『生保切り替え』を認めず、苦労して探した住宅にも入居できない」というもの。

 この方は「私はどうすれば良いのか」「福祉の心は」と怒りを込めます。その後、自分で大家さんと話し合い、H市のUR住宅への転居費用と1年間の家賃補償を得られるようになり、URも入居を認めました。そして、坂戸市の生保を外して、H市に移転してから改めて生保申請することに。

 「福祉の心は」との指摘に、「議員として救う術を持ちえなかったのか」と、今回ほど重い気持ちになったことはありません。

吉岡しげき議員

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