厭戦魂に火をつけて

日本共産党坂戸市議団 新さかど

16年8月12日

 私が生まれた年は、「紀元2600年」(西暦1940年)。国内では創られた祝賀に踊らされ、海の向こうでは、日中戦争の名のもとに侵略戦争が激しさを増している時代でした。

 翌年太平洋戦争に突入し、1945年(昭和20年)8月、敗戦に至るまでの幼児期は五感に浸みこんでいます。とりわけ、終戦の日の天皇の声を耳にし、うなだれていくおとなたちの姿です。

 戦後70年が過ぎ、苛酷な戦争体験世代が世を去っていくなかで、とりわけ憲法無視のアベ政治が台頭してきました。戦争法がその端緒です。

 うち続く災害などでの自衛隊の活動を軍事費の増大につなげる口実にしてはなりません。現に、アメリカ、韓国との合同演習が強化されています。

 先の参院選の結果、憲法改悪が現実味を帯びてきました。8月15日を前にして、平和憲法を守るために、身についている厭戦魂に火をつけて、もうひと動きです。

中富町 徳升悦子

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