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こども医療費無料化、中学卒業まで拡大を

あらい文雄議員の市政一般質問

12年1月14日

あらい文雄議員

【質問】 「通院のこども医療費の助成」は、鶴ヶ島市と坂戸市は就学前(6歳)までで、周辺自治体の中学卒業(15歳)までと比べ大幅に遅れています。
 伊利市長は6月議会の私(あらい文雄)の市政一般質問に、「無料化の拡大は子育て支援の重要な施策、平成22年度決算状況を踏まえて検討する」としていた。9月議会から3ヵ月が経過しているが、中学卒業までの無料化の拡大はどう進めるのか質しました。

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助成拡大、実施したい

【答弁】 こども医療費無料化の対象年齢拡大については実施していきたい。実施に当たっては鶴ヶ島市、坂戸鶴ヶ島医師会等の協議とあわせ、関係するシステムの改修の必要性あるので、6ヵ月程度の準備期間が必要との見解が出されました。

【質問】 無料化対象年齢の拡大をすることについては答弁でわかるが、小学3年(9歳)なのか、小学卒業(12歳)・中学卒業(15歳)までなのかが分からない。改めて中学卒業までの無料化を実施することについて質しました。

【答弁】 今後、医療費助成事業を進めるにあたり、事務的な調整を含め努力していきたい。

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子育て支援、定住に影響

【質問】 坂戸市民の平均所得が県平均より約1万円少ない(10万人で約10億円)と言われているが、20〜50歳代の働き盛りの子育て世代の流入が少なく、減少しているのも原因のひとつではないか? こども医療費助成は周辺の市町は中学卒業までが主流。20〜30歳代の若い人が住居を求める際など大きく影響しているのではとの質問に。

負担軽減、子育て世代に魅力

【答弁】 安心して子育てできる環境の整備やこども医療費の支給をはじめ、経済的負担の軽減は子育て世代には魅力であり定住意識にも影響があるとの答弁がありました。

  2000年 2008年 2009年
坂戸市 1.29 1.19 1.16
1.36 1.37 1.37
滑川町 1.30 1.55 1.70
【資料】
坂戸市は出生率低下(1.16)
滑川町は県下で最高(1.70)

滑川町はこども医療費が高校卒業(18歳)まで無料。給食費も保育園・幼稚園・小学・中学卒業まですべて無料。

窓口無料、広域化を!

【質問】 昨年の10月から長い間要望していた病院・医院の窓口払いが廃止され、窓口無料が実現し、子育て世代の皆さんから歓迎されています。
 しかし、坂戸市・鶴ヶ島市以外の医療機関に掛かると今まで通り一時窓口で支払わなければ診察を受ける事ができません。
 坂戸市のこども医療費助成対象年間約8万件の申請のうち、件数で約80%が坂戸・鶴ヶ島市内の医療機関で診療。それ以外が約20%。
 こども医療費の金額では1億2785万円(2010年決算額)のうち約7670万円約60%が坂戸・鶴ヶ島市内の医療機関で診療。
 医療費ベースではなんと40%近くが坂戸・鶴ヶ島以外の医療機関にかかっている。この事実を考えれば広域にしてほしいとの市民の要望は切実であり、毛呂山町・川越市など広域にすることを検討していくことについて。

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医師会の意向踏まえ研究

【答弁】 窓口無料化の実施は県下で51団体。このうち川島町と滑川町以外は地元の医師会圏域や地元の市町内等で窓口の無料化を実施している。
 広域化は、市民の利便性を高める施策のひとつですが、広域的な制度なので医師会の意向等踏まえ研究していく。

普通教室にエアコンを!

【質問】 今年の夏も35度を超える猛暑日が続きました、坂戸市内でも6月24日にはなんと39.8度を記録しました。市内の小中学校の教室内の温度も6月20日から9月21日まで大変な状況が続きました。

 文部科学省が「30度以下であることが望ましい」とした学校環境基準を大きく越える状況の下で、小中学校の普通教室に空調施設(クーラー)を設置する自治体が増えています。児童生徒の健康保持と教育環境の向上のために計画的に普通教室に空調施設を設置することについて。

学習環境上好ましくない

【答弁】 今年の夏休み期間中を除く教室の平均気温は30度から38度であり学習環境として好ましい状況ではない。特に校舎の4階では気温が上昇している。窓の開閉や扇風機を利用し対処している。エアコン設置は望ましい学習環境の提供として重要な課題と認識している。熱源としての電気またはガスの採用、維持管理費の負担など設置計画が等が必要であり検討していきたい。

 その他、65歳年金支給に伴う市職員の定年について、市職員の再任用制度の充実について質問しました。

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