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地域で支援コンサートを!

11/05/18

 『つながって生きてこな!』は、阪神大震災で家の梁が落ちたが「うちは父が死んだだけやから大丈夫!」と後のことは家族に任せ職場に駆けつけ、被災者救出に当たった神戸医療生協の中川陽子さんが、私たちが神戸で行なうコンサートのタイトルに付けてくださったものです。(写真をクリックすると大きくなります)

市役所ロビーで演奏している写真:クリックすると大きくなります バイオリンとピアノで演奏している写真:クリックすると大きくなります

 『愛とヒューマン』は21年前にオウムの凶刃に倒れた坂本弁護士一家の救出コンサートで生まれた言葉です。この二つで一つのタイトルにはこういう歴史と思い入れがあります。

 さて、坂戸市内でこの間4ヵ所(坂戸市庁舎での発生後1ヵ月の日の4月11日追悼演奏を除く)で約520名の方が『鎮魂・連帯 愛とヒューマンのコンサート』に集ってくださいました。寄せられた救援募金は総額で58万円余、市役所を通じての義援金20万余、福祉作業所を通じて被災地の作業所へ3万円、4月12日から16日まで仙台の被災障害者総合相談本部みやぎセンターに支援に入る千代田の大久保さん3万円、合わせて26万円余が支援金として支出されています。差し引き31万5,100円が愛とヒューマンへの収入となっています。この収入の中から4回のコンサートにかかったすべての経費約20万(チラシ印刷、ピアノ調律費、会場設営費、資料作成費、演奏行動費、交通費、諸雑費等々)を賄っています。

中央公民館での写真:クリックすると大きくなります コンサートを支えたスタッフの皆さんの写真:クリックすると大きくなります

 私たちはこちらで被災地救援コンサートを行ない、捻出されたお金を使って被災地に出かけて演奏をお贈りする。資金捻出にかかわった方たちと被災地の皆さんとの連帯と交流を音楽によって強める。この方法で阪神、中越の地で長く行なってきました。今回はこれまでにも増してがんばります。

 松本克巳さんは4月6日に福島県二本松市にある福島市浪江町の避難所に段ボール10箱の新品電池を車に積んでヴィオラ、トロンボーン奏者と共に訪問し演奏をしてきました。原発被害で遺体収容が2体のみ、どれだけの死者、行方不明かがそれさえもわからない無念さを町長さんからお聞きしたそうです。私、今野は妻と都山流尺八大師範の林真山さんとともに仙台市に隣接する名取市に5日から7日にかけて訪問、名取川河口の瓦礫の地に白百合を手向け鎮魂の調べを置いてきました。

掲示板の写真:クリックすると大きくなります 小さな祭壇の写真:クリックすると大きくなります

 この地は約2千名の犠牲者、遺体収容は約半分ということでした。上空からの衝撃的な津波映像が最初に報じられた町です。この地を見渡す小高い丘の上にはひっきりなしに人が訪れて、海に向かって涙して居られました。

 『2000の命と共に鎮魂と連帯 愛とヒューマンのコンサート』を5月上旬に被災各地の皆さんとともに行なう方向でがんばり合うことを確認してきました。

ケーナとハープで演奏している写真:クリックすると大きくなります 募金の写真:クリックすると大きくなります

 皆さんの地域でぜひ『鎮魂と連帯のコンサート』に取り組んで、救援金を捻出してくださいませんか? ご一緒に成功させましょう。ご連絡をお待ちしております。

愛とヒューマンのコンサート委員会 今野 強

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