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集団的自衛権てなーに?

13年10月12日

 集団的自衛権といわれても、え? それなに!と思われる方もおられると思います。ところが、いまこの言葉が、マスコミでも大きく取り上げられています。

 集団的自衛権とは、自国が攻撃されていないのに、自国の同盟国、日本ではアメリカが戦争すれば、一緒に参戦、自衛隊を派兵することです。しかし、日本には、戦争はしないという平和憲法9条があるので、アメリカが戦争している地域に自衛隊を派兵することはできませんでした。

 小泉内閣の時小泉首相は、イラクに自衛隊を派兵しました。その時小泉首相が、強調したのは、これは人道支援だ。だから、「派兵ではなく派遣だ」と強調していましたが、安倍首相は、その世界に冠たる憲法9条が大嫌いな政治家です。自衛隊を「国防軍」に変えて、アメリカの傭兵として、米軍と一緒に世界の果てまで、戦争できる国にしたいと考えている。日本で一番危険な政治家です。

 いま、世界で注目されているのは、シリア情勢です。英国は議会でシリア派兵を拒否しましたが、アメリカのオバマ大統領は派兵に強気です。また、フランス政府も軍事介入を狙っています。

 そもそも、集団的自衛権は、国連憲章の草案にはなかったものが、サンフランシスコ会議で米国が持ち込んできたもの(51条)。しかも、この自衛権の行使にあたっては、直ちに安保理に報告しなければならないと規定されているにも係らず、今回、オバマ大統領の声明は「国連の承認必要ない」「国連調査団の報告は待つ必要はない」と言う「狂気の発言」としか説明できません。

 そのオバマ大統領に追従し、それに従わない法制局長の首のすげかえをやって、集団的自衛権を行使しようという安倍暴走内閣の実態を多くの国民に訴えていきましょう。

北坂戸 永田秋幸

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