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正当性欠く地域交流センター化

13年9月20日

 坂戸市は来年度から公民館をすべて地域交流センターにするとして、各公民館で説明会を開きました。

 私が参加した北坂戸公民館での利用者・市民の発言の大勢は、地域交流センターにする必要、必然性はないというものでした。私も同感です。

 公民館運営等の見直しについては、昨年3月市が策定した第5次行政改革大綱・アクションプログラムの「公民館の運営形態等の見直し」(アクションプログラム11番)に沿って行なわれているはずです。これは公民館の存在・存続を前提にしています。地域交流センター化は、それを無視しています。行政の手法として、著しく正当性を欠くものです。

 問題は中身であり、市民にとって良いものならいいではないかと言う意見もあろうかと思います。しかし、その保障は全くありません。行革の基本方針は市民参加であり、「市民と行政が連携を強化し、市民の知恵とパワーを結集し市民と行政の協働によるまちづくり」(行革大綱12ページ)です。今回の交流センター化の方針は、利用者・市民不在でつくられたものです。市民参加の基本方針から大きく逸脱しています。

 公民館の運営等の見直しは必要でしょう。市は今回の説明会を出発点として出直し、利用者・市民の意見・提案を謙虚に聞き、それらを尊重して見直し案を練りあげ、それを提案すべきです。来年度からの実施にこだわるべきではありません。

溝端町 三尾 靖

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