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普通に働ける世の中に!

11/04/16

 薬師町の丸広前を自転車で走っていると、「吉岡さーん」と声をかけられた。振り返ると60歳を少し出たぐらいのご婦人で、知らない方だ。自転車を止めるなり「仕事ないかしら。うちの息子がもう1年以上も仕事していないの」と真剣な顔だ。聞くと、「会社が倒産し、35歳で子どもが2人で、奥さんはパートで頑張っている」という。「今本当に厳しいですね。心がけます」と、とおり一遍の応対きりできなかった。

 この方の息子さんは、まだ実家があるが、会社を解雇され、借家を追い出され、住むところもなくなる状況が広がっている。

 一昨年は、国立大学卒の24歳の青年が、まだ一度も就職できていない。働いている弟さんのワンルームマンションに転げ込んで1年、「弟に出て行ってくれ」と言われ、お金もないという相談があった。

 彼は、坂戸市があっせんした寮に入り警備の仕事を見つけた。しかし、翌年、目指していた公務員はあきらめ、警備を定職に決めたとの連絡があった。私は「そうか、頑張れ」と励ましたが複雑な気持ちである。

 大学卒の就職内定率は厳しく、一方で大企業のため込みは実に244兆円だ。この国の根本が問われている。今年は、地方から政治を変える絶好の機会である。

吉岡しげき議員

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