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正確・的確な情報を

11/03/22

 電力の供給力不足による突然の大停電のような事態に対処するため、「計画停電」自体はやむをえない面がありますが、前日深夜になって突然発表され、坂戸市でも交通機関などが大混乱しました。JRや私鉄が一部を運休したり運転本数を減らしたりしたことが、混乱を招きました。駅に着いて初めて運休を知った人も多く、通勤・通学などに大きく影響しました。

 命にかかわる問題では、全日本民主医療機関連合会によると、「自家発電を持っていても、東日本大震災の影響で燃料油が不足しているもとでは限界がある。停電は命にかかわる問題もある」と見直しを求めています。

 政府は大病院には電源車を配置するとしていますが、中小病院・診療所では、人工血液透析、人工呼吸器、集中治療室など、停電で電力供給がなければ患者への治療も生命の維持もできなくなるなどの問題が懸念されています。坂戸市内でも日本共産党に、自宅で人工呼吸器を使っている方からの相談がありました。

 停電が実行されれば、交通通信機関や病院、学校などが大きな影響を受けるだけでなく、水道や固定電話も使えなくなる可能性があります。実施するにしても周知徹底し、影響を少なくする対策が不可欠です。

 「計画停電」というよりは、「無計画停電」のような状況です。混乱を避けために何より求められるのは、正確な情報を、的確に国民に知らせ、協力を求めることではないでしょうか。政府と東京電力の責任は重大です。

原発事故で三重の苦しみ

 政府の発表や報道をみて「なるほど」と安心した人はいるのでしょうか? なんだかわからないという声が圧倒的に多いのではないでしょうか。この先一体どうなるのか心配は深まるばかりです。

 原発のこれ以上の暴走を止めるには、政府は原子力行政の規制機関の原子力安全委員会委員会の下に専門家の力を結集して対応を進めるべきです。

 原発は何重にも安全策が施され、安全性は高い大丈夫と言われ続けてきました。しかし、実際には今の状況です。現在日本には54基の原発がありますが、このまま放置できません。自然エネルギーを中心としたエネルギー政策や省エネルギー生活など根本からの見直しが求められているのではないでしょうか。

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