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九条の会が「戦争を語り継ぐ」

10/01/04

 12月13日(日曜日)、九条の会さかどが、恒例の戦争体験を語り継ぐつどいとして「戦争を語り継ぐ 子や孫の時代へ」を開催しました。

戦争を語り継ぐつどいの写真:クリックすると大きくなります
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 戦争は終わりましたが、戦争の被害者が省みられないまま、いまだ戦後が続いています。戦争の時代を生きたお二人を語り部に、当時の事ごとに耳を傾け、思いを巡らし、子や孫の時代を「戦前」にしないため、九条への思いを語り合いたい、という呼びかけのもとに開催されました。

 柳町にお住いの高橋明子さん(東京大空襲訴訟原告団世話人)は、『私にも家族があった』というタイトルでお話をしました。学童疎開で茨城の祖母の所にいた最中に、3月10日の東京大空襲で両親と弟の3人が亡くなりいっきに家族を失った話は聞いている人たちの涙をさそいました。また、翌12月14日に「東京で空襲にあった被災者と遺族計131人が政府に対し謝罪と賠償を求めた東京大空襲訴訟の判決」が行なわれるという話もして、高橋さんが131人のうちの一人であるということも紹介されました。

 14日の判決では、残念ながら、原告らの主張は退けられ、請求は棄却されました。しかし、原告らは控訴する方針なので、支援の輪を広げていきたいと思います。

 続いて、緑町にお住まいの杉本幸一郎さん(出版OB会東上西武地域懇談会代表)が、『唐松の針は国民の心を刺した 国民総動員と軽井沢近衛山荘』というタイトルでお話をしました。終戦を迎えた時は10歳で、軽井沢の有名な飲食店のご子息でした。当時でも軽井沢は保養地として貴重な場であったようで、皇族や同盟国のドイツ人や著名文化人が滞在していた場所で、著名文化人の名がでてくると、聞いている人たちがとても懐かしがったりしました。独特な場所での体験、これも貴重な戦争体験のひとつだ、と感銘を受けました。

 お二人の話のあと、恒例になっている「平和のうた」を歌い「戦争を語り継ぐつどい」を締めくくりました。

 九条の会さかどは次の企画として、2月6日(土曜日)13時から坂戸駅前集会施設で「早春のつどい」を開催します。

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