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坂戸のおしゃかさま

永源寺「釈尊降誕祭」

09/06/09

大山しげる議員

 5月5日(火)、坂戸市仲町の永源寺において、恒例の「釈尊降誕祭」が行なわれました。

永源寺での写真:クリックすると大きくなります
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 坂戸の「お釈迦さま」として名高いこの祭りは、以前は毎年5月8日に行なわれていました。本来「釈迦」の誕生日は4月8日とされていますが、「月遅れ」で行なわれていました。

 今年の5月5日は、午後から雨が降りしきる悪天候でした。それでも、永源寺を訪れる人は多く、例年どおり夜遅くまで若い人たちも含めにぎわいました。

 また、「釈尊降誕祭」にはつきものの「甘茶かけ」にも人の流れが絶えませんでした。坂戸の中心部商店街である日の出町で育った私にとって、この「お釈迦様」は幼き日からの思い出が様々あります。

坂戸の商店街で言い伝えられてきたこと

 坂戸は「お釈迦様」により商店街振興がもたらされました。坂戸の商店街では「お釈迦が無ければ夏の蚊帳(かや)もつれない」という言い伝えがありました。5月のお釈迦様でかせいで夏の蚊帳を手に入れるというほど、お釈迦様により坂戸の商店街振興がもたらされたということです。

屋台の写真:クリックすると大きくなります
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 現在では「よさこい」で商店街振興をともいいますが、その比ではなかったようです。私の生家は酒屋でしたが、家族の居住空間まで酒飲みの客であふれたのは「お釈迦様」の日でした。

釈迦は格差社会を批判し、平等社会を

 仏教の祖・ゴータマ・シッタルタ(釈迦)は、王族の子息として何不自由なく育ちましたが、庶民の苦しみを目の当たりにし、カースト制度による格差社会による民衆の苦しみから逃れようとして、原始共産主義ともいえるサンガをつくりました。その教えが広がり、仏教が東アジア全域に広がりました。格差が広がっている現代の日本、その苦しみから抜け出るためには平等社会をつくっていくために力を合わせていきたいところです。

甘茶かけの写真:クリックすると大きくなります
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 2500年も前に、ゴータマ・シッタルタは平等社会(サンガ)をつくりあげました。格差社会から抜け出る実践をした「釈迦」から学ぶところがありそうです。

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