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水道議会で「料金見直し」の答弁

08/09/28

 8月5日(火)坂戸、鶴ヶ島水道企業団議会定例会が開かれました。2007年度(平成19年度)の決算議会でしたが、坂戸市議会選挙での争点であった「水道料金引き下げ」実現のための重要な議会でした。

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決算の特徴と共産党の態度

 2007年度決算の特徴は、当年度の経営成績は、営業収益が約30億8000万円で前年度に比べて約3300万円の減少し、営業費用は約26億7000万円となり、営業収益では約4億1000万円の利益です。そして、営業外収益なども含めると純利益は約4億3000万円で、現金預金は約42億円(国債15億円含む)となっています。

 監査委員の「意見書のまとめ」でも、「施設の修繕費用や石綿セメント管更新事業などに投下した資本の原価償却費が増加したが、きめ細かな支出の抑制に努めたため、4億円余の純利を計上した事を評価できる」としています。そして、「石綿セメント管更新事業や施設の耐震化の促進、水質管理体制強化、自然災害に対する危機管理対策など取り組む施策は山積している」とも指摘しています。

 いずれにしても、企業の借金もほとんどなくなり、各経営指標から「優良企業」そのものであることは明らかです。

 この決算に対して、以前から利益を料金引き下げに還元すべきと主張してきたにもかかわらず、2007年度の予算執行に当たっても、引き下げの姿勢すら示していないこと等を指摘し、日本共産党の吉岡しげき議員(坂戸)と高田克弘議員(鶴ヶ島)は反対しました。

署名用紙を持つあらい議員の写真:クリックすると大きくなります
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早期引き下げ求め質問

 8月5日の坂戸、鶴ヶ島水道企業団議会で、「水道料金見直し(引き下げ)を来年度実施する」という答弁が出されました。これは、長期にわたる「坂戸、鶴ヶ島の高い水道料金を引き下げる会」の運動が実ったものです。

 高田克彦(鶴ヶ島市議)、吉岡しげき(坂戸市議)の両日本共産党議員の一般質問に藤縄企業長が答えたもので、その内容をお知らせします。また、栗原議員(坂戸市議・民主党)も引き下げを求める一般質問を行ないました。

吉岡議員の質問要旨

  1. 現在の料金体系(1993年の値上げ)となった根拠と、この間県水の単価が大幅に引き下げられ、当企業団は利益を上げながらも見直しもされなかったことは問題である。
  2. 水道企業団は、市民に対し、「安全・安心・安定」した水の供給だけでなく、「安価で低廉」な水の供給を位置づけるべきである。
  3. 今年の4月の坂戸市長選挙における、当企業団の副企業長でもある、現伊利坂戸市長のマニフェストには「水道料金を引き下げます」「すぐにやります」とあった。この市民に対する公約をどのように果たすのか。
  4. 坂戸・鶴ヶ島市民でつくる「引き下げる会」は、現在まで、署名運動を行い、二度に渡って藤縄企業長と交渉を行なってきた。ガソリンをはじめとする諸物価が高騰する中で「水道料金引き下げ」は待ったなしの課題であり、どのような「引き下げ」を考えているのか。

鶴ヶ島市役所での写真:クリックすると大きくなります
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藤繩(鶴ヶ島市長)水道企業長の答弁

 15年間の料金据え置きは適切でない。来年度見直しを行なう。

  1. 15年間見直しをしなかったことは、適切ではなかった。見直しをしておく必要があった。
  2. 「低廉・安価」な水を供給すると言う立場は大切である。このことが欠落していたとすればただす。
  3. 来年度中に見直しを行なう。(伊利市長マニフェストとの関連)

 以上のように、見直しを行なわなかったことは適切でなかった。また、安価な水の供給の必要性を認め、「来年度中に見直しする」との答弁は大きな前進です。

署名を提出している写真:クリックすると大きくなります
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納得のいく引き下げ実現を!

 2009年度(平成21年度)予算案(2009年2月議会)の中で見直し案が提出される可能性があり、日本共産党の吉岡しげき議員は「引き下げる会」とともに、市民が納得のいく引き下げ額実現に向けて、これからも全力をつくします。

 皆さんの引き続くご協力をお願いします。

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