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かすみがうら市東関東リサイクルパーク

議員団研修報告その2

06/09/11

あらい文雄議員

 7月12(木)〜13日(金)の2日間、日本共産党坂戸市議員団の議員研修を行ないました。2日目の茨城県かすみがうら市東関東リサイクルパークの研修について報告します。

資源プラスチックの山の写真:クリックすると大きくなります
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 坂戸市の家庭ゴミ収集の方法は、2年前の2004年度から「ごみ・資源物」の分別区分の大幅変更と坂戸市指定袋を導入し、ごみの減量・リサイクルの推進を進め、新しい分別収集の理解を深めるため市内全域で200回を超える説明会を開催、市民の協力と理解で2004年度は5,635トン(18.2%)の大幅ゴミ減量になりました。

視察する市議団の写真:クリックすると大きくなります
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資源プラスチック1690トンを選別、最終処理は手作業で

 大きく変わったごみ収集について、今回の研修は、「ごみ」から「資源物」に変わった「資源プラスチック」の行方について行ないました。

仕分け作業の写真:クリックすると大きくなります
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 坂戸市内の収集所から「資源プラスチック」は東清掃センターに集められ、その後、毎日1台または2台(6月は32台)処理業者のトラックで茨城県かすみがうら市の東関東リサイクルセンターに運ばれ、ベルトコンベアを使い「人の手による」分別作業が行われます。処理能力は1時間で約2トン。坂戸市分は1日2〜3時間程度の作業量です。

視察する吉岡議員の写真:クリックすると大きくなります
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 分別された「資源プラスチック」は仕分け作業後に圧縮され、財団法人日本容器包装リサイクル協会を通じて製鉄会社で、製鉄の際の還元剤(コークス)へ再生利用されます。分別後の費用は協会が持つとのことでした。

圧縮された写真:クリックすると大きくなります
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 坂戸市で収集された「資源プラスチック」は選別作業が行なわれるまで工程上2日〜5日間かかり、特に食品による汚れは不適合になります。油・マヨネーズ・ソース・ケチャップ等の付着は腐敗するため、選別作業時の異臭の発生で作業環境の悪化につながります。

不適合になった物の写真:クリックすると大きくなります
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選別で9%は不適合、汚れの付着が原因

 また、選別で不適合になった物は、帰りのトラックで坂戸市に戻されます。不適合の割合の現状は約9%ほどで、その多くは汚れの付着とのことでした。

市議団の写真:クリックすると大きくなります
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 今回の研修では、ごみの再資源化の現状について、資源プラスチックの処理の状況を調べました。容器包装リサイクル法に基づく分別収集で、資源プラスチックの処理には、市のごみ処理経費全体で12億9,500万円のうち約1億600万円と8.1%もの処理経費が掛かっています。この経費を今後いかに減少させていけるか、引き続き検討をしていく必要を強く感じた研修でした。

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