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「九条の会」埼玉講演会に3500人!

大江・加藤・澤地氏、憲法九条の思いを語る

06/06/02

 5月9日(火)、大宮ソニックシティ(大ホール・小ホール)にて「九条の会」埼玉講演会が行なわれました。坂戸市からもたくさんの方が参加されました。参加者された方から感想が寄せられましたので紹介します。

埼玉「九条の会」講演会に参加して

 本会場で話を聞きたいと1時間前に会場に着きましたが、すでにたくさんの人がならんでいて期待の大きさに驚きました。

 大江健三郎さん、加藤周一さん、澤地久枝さんの三人の方の話す時間はそれぞれ30分でしたから話したいことの一部分であったと思いますが、分野も違い個性に満ちた内容でした。

 大江さんは、イスラエル独立宣言に書かれている「長い期間にわたり圧迫された我々は他国の人々を圧迫してはならない」の内容と日本国憲法9条の願いに触れ、どちらもまだ実現されていないと語り、9条と教育基本法に書かれている「希求」の言葉に触れ、これは、戦争を経て平和への願いを表わす真面目な人間の、思いをこめた言葉であると語りました。

 今、教育基本法の改悪を許せば憲法改悪への道がきわめて早く開かれてしまう。国家権力は憲法を守ることに熱心ではないと本質をずばりと批判しました。

 加藤さんは、憲法や法律は、それを守らない者がいるから有るという現実がある。その現実に憲法を変えて近づけるか、現実を憲法に近づけるよう努力するかの選択があり、もし9条を変えた場合には、中国や韓国をはじめアジアだけでなく世界の日本への見方が変わる。経済、政治の相互作用もあり、やばい事態になることを知るべきだと語り、9条に現実を近づけるために努力をと訴えました。

 澤地さんは、9条は譲れないもの。譲ることのできない大切なもの。未来世代のために守りたいもの。戦争の時代がどんなにひどい時代だったかを語り二度と繰り返してはいけない。戦後の60年は平和も生活も憲法により保障されて来た。憲法を守るために半歩でも前にでる勇気を持とう。

 アメリカはミッドウェーで夫を失い、ベトナム戦争で息子を失っている。日本は、戦後は一人も戦争で死んでいない。いっぺんに国会を変え自衛隊を無くすことはできない。顔がみんな違うように考え方が違っていても、9条の一点で力を合わせましょう。地方の選挙でも勝ってそれを積み重ね権力にあっと言わせましょうと訴えました。

 この講演を聴き、最初に「九条の会」アピールを出したその勇気と先見性に感動し感謝し、3500人の参加者の一人として、平和を真面目に希求する人間として、頑張らなくてはとの思いを強くしました。アメリカは今イラクで孫まで失っています。そのような国の言いなりになるなんて、とてもがまんできません。

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