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少年事件に何を学ぶか

広木克行講演会

02/18

 2月7日(土)、坂戸市コミュニティセンターにて、広木克行講演会「少年事件に何を学ぶか」が開催されました。はちの巣保育園などによる広木克行講演会実行委員会の主催によるものです。

 講演では、次のようなことが話されました。

 長崎市での12歳少年による幼児殺害や、渋谷での小学生4人監禁、中学3年男女の飛び降り自殺…。子どもがからんだ悲惨な事件が低年齢化・日常化する。子どもが子どもを殺す。子ども同士で自殺する。なぜ、こんなことが、今、多発するのか。親もいつ被害者(加害者)になるか不安が増すばかり。

 経済成長が優先され、厳しい教育競争の時代に成長した親たち。親の働く姿が見えづらい。子どもにはなかなか輝いて見えない。将来に夢(希望)が持ちづらい社会になってしまった。

 親たちにも将来不安が増大する中で、少子化・早教育化・過干渉となり、子どもたちにも幼児期からストレスがかかっている。こうした中で、成績の良い子が次々と事件を起こすとは、誰も思わなかったのが現実のものになってしまった。

 家庭も生活家族(子どもも家族の一員として仕事をする。親も子どもをほめる。子どもの居場所がある)から教育家族(勉強・宿題・テストの点数が中心で、成績が悪いと居場所がない)になっている。幼児期からのコミュニケーションの力をつけることと、3歳児の自己主張のぶつかり合いからルールをしっかり身につけることが重要。

 地域の中で、隣近所で手を結んで子育てをすすめることなど、肩の力を抜いた子育てを進めようと呼びかけました。

 土曜日の午後でしたが若いお母さんをはじめ各層からの参加で会場がほぼいっぱいになり、活気のある講演会となりました。

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