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農薬の空中散布を止め
「水稲育苗箱施用薬剤」方式で

坂戸市病害虫防除協会が講習会

02/12

 埼玉県は、2004年度(平成16年度)から、水田への農薬の空中散布を事実上全面的に禁止する(航空防除に替わる防除等への切り替え)方針を打ち出しました。

 坂戸市病害虫防除協会は、県の方針を受けて、航空防除に替わる 「水稲育苗箱薬剤」の播種時処理技術講習会を、2月3日(火)・4日(水)JAいるま野の3ヵ所で行ないました。

苗箱施薬土入れ機の写真

 農薬の空中散布に替わる「水稲育苗箱施用薬剤」という新しい方式は、

  1. 育苗箱に土またはマットを敷き
  2. 薬剤を散布し
  3. 種もみを播いて
  4. 覆土する

この工程すべてを機具(苗箱施薬土入れ機)がやってくれます。

多くの市民も歓迎

 この方式のメリットは、長期の防除効果が期待できるので、収穫までの防除を省ける可能性が高く、「減農薬栽培」が可能であること。空中散布では農薬の散布による人や土壌・水などへの影響が問題とされていましたが、この方法はそれらの点で環境に配慮した米作りであるといえます。

 JAいるま野入西支部に集まった入西地区の農家の皆さんは、寒さもいとわず川越農林振興センターや防除協議会の職員、機具メーカーの説明に、真剣に聞き入っていました。

説明を聞いている写真:クリックすると大きくなります
(写真をクリックすると大きくなります)

農家戸数80%が米作り

 坂戸市の農家は、80%以上が稲作農家で占められ、農地面積の62%が水田であり、今年から実施される新しい農薬散布の方法は、これからの坂戸市の農業に少なからぬ影響をもたらすものと考えられます。

 所管委員会である市民環境常任委員会委員長のとくます悦子議員は、JAいるま野入西支店での講習会に参加して、農家の方々から意見を聞きしました。

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